■NGその3、 吸水性の低いインナーを着る
寒い冬に汗をかかないのでは? と思った方もいるだろう。しかし、真冬でも設営や撤収時などで体を動かすと急に汗をかくことがある。「そのうち乾くだろう」と放っておくと、汗が蒸発されず冷えることで汗冷えの原因に。特に綿などの吸水性の低いインナーは汗冷えしやすくなる。汗冷えを防ぐためにはインナー選びが重要。
おすすめは、速乾性があり通気性のあるタイプ。汗をかいてもすぐに乾けば汗冷えから体を守ることができる。
■NGその4、 キツめの重ね着をする
重ね着をするときはフィットするようなキツめの重ね着をするのではなく、ゆったり目に重ね着をするのがポイントだ。寒さ対策には「空気の層」が重要。暖かい空気をうまく体の近くでためることで重ね着の効果を実感できる。
例えば、インナーは体にフィットするものを着て、その上から程よくゆったりとしたTシャツなどを重ね着をする。さらにその上からフリースやニットなど空気をたくさん含むことができる洋服を重ね着しよう。重ね着の仕方でも体感温度が変わる。
■NGその5、使い捨てカイロを適当な部位に貼る
使い捨てカイロは太い血管がある部位に貼るのもおすすめ。太い血管が温まり、体中を巡ることが期待できるからだ。
特に太い血管が集まる場所は首周りや腰など。冬のアウトドアでは全身を冷えから守るために、効率良く暖めることができる部位にを意識して貼ろう。
真冬にアウトドアを楽しむなら、効果的な寒さ対策も知っておきたい。どれも簡単ですぐにできることばかり。普段のルーティーンを見直すきっかけとして、ぜひ取り入れてみてほしい。