陽があたる暖かい場所にシートを敷いて、楽しみにしていたお弁当タイムの幕開けです。初めて開ける自分のお弁当箱と美味しいお母さんの手作り料理に妹はご機嫌のニコニコ顔。
兄は頂上にある売店のお婆ちゃんから山に住む動物たちの話を聞いて満足げな様子。
お昼を食べて、13:00頃に予定通り動物園へ移動します。
動物園を満喫したら、14:30にロープウェイで下山しました。
子ども達はまだまだ元気で「まだ歩ける」とか「もう帰るの?」など、余裕がある様子。パパは近くの博物館に立ち寄りも考えましたが、あえて少しだけ物足りなさを残し、その気持ちを次の“おでかけ”に繋げるため帰路に着きます。元気だった子ども達も車の中ではすぐに熟睡です。
●実践例3. 振り返り
後日、子ども達が撮影した写真を見ながらハイキングを振り返ります。楽しかったことや嫌だったことをおしゃべりしながら、いつの間にか話題は次の“おでかけ”に。改めて“子どもファースト”を意識しながら、子どもの言葉に耳を傾けるパパでした。
■体験が経験になり成長に繋がっていく
子どもの楽しみは“遊び”です。遊びを通じた体験を“楽しい”と思うことが探求心を促し、学ぶ力を養います。そして体験を通じて得た知識や技術は、経験として大きく子どもの成長に貢献するはずです。大人の経験を子どもに押し付けるのではなく、子ども自身が体験したことを経験に繋げられるよう、その機会作りとサポートが親の役目とも言えます。その原点となる思考が“子どもファースト”なのです。
「子どもにとって自然は楽しい遊び場であり、学びの場であること」「親にとって自然は子どもの成長の場であり、一緒に遊び、見守れる場所」。家族にとって自然がそんな場所になるといいですよね。
次回は「初めての家族でも安心なキャンプ場の選び方」
撮影場所:埼玉県秩父郡長瀞町 宝登山
宝登山ロープウェイ https://hodosan-ropeway.co.jp/