■入れ食いタイムで感じるジグサビキの強み
堤防では時折、仕掛けを投げ入れるとすぐに魚が釣れる入れ食い状態となる時間がある。小さな魚の群れが大きな魚に水面まで追い込まれ、水面がバシャバシャと音を立ててざわつくナブラと呼ばれる状況だ。
大きな魚はジグに似たサイズの小さな魚を追っているため、ナブラにジグを投げると魚と見間違えてすぐに食いついてくる。ナブラと出くわすことができれば、堤防は一瞬にして入れ食いタイムとなる。
この入れ食いタイムでジグサビキはとてつもない効果を発揮する。ジグと仕掛け両方に食いついてくるため、針の全てに魚がかかることも珍しくない。サビキ釣りのように針が多いことが大きな役割を果たすのだ。
ナブラは30分程度しか続かない場合が多いため、できるだけ数多く投げることが釣果に繋がる。サビキ釣りでナブラを狙う場合は、エサを詰める工程が時間をロスしてしまい数多く投げることができない。また、サビキ釣りで狙った場所に投げることは初心者には難しく、ナブラに投げ入れることができず何も釣れないまま終わってしまうこともある。
その点、エサを詰める必要がなく、狙った場所に投げやすいジグサビキに軍配が上がる。
■ジグサビキでエサを使わず楽しもう!
エサを使わず初心者でも簡単に色々な魚を釣ることができる「ジグサビキ」。
年内いっぱいは堤防からでもアジが狙えるシーズンだ。アミコマセが嫌いで避けていたサビキ釣りをジグサビキに変えて、アジを狙いに行ってみてはいかがだろうか。