■ナイフを使った「バトニング」で焚き付け作り

ナイフでも薪割りができる

 アウトドアの必需品であるナイフでも焚き付け作りをすることができる。

 薪に当てた刃の背をハンマーなどで叩く「バトニング」という方法だ。バトニングにおすすめなのは、刃の部分を含む1枚の金属をハンドル部分で挟み込んだ作りで頑丈な「フルタングナイフ」。刃の厚さは3㎜以上あると安心だ。

 また、折りたたみ式のナイフなどは使用しない。ナイフは太い薪を割るのには不向きだが、火起こしの最初に必要となる細い針葉樹の焚き付け作りをするには十分なアイテムだ。薪割りのための特別な道具なしで焚き付けを作ることができ、荷物を減らせるのが最大の利点といえるだろう。

■小さくてパワフル、スタイリッシュな「くさび」

金属加工の跡が残されたワイルドな雰囲気で、ブランドロゴの刻印がかっこいい「TW-KUSABI」。リュックにぶら下げて持ち歩きたくなるスタイリッシュなくさびだ(画像:GOOD OPEN AIRS myX ONLINE STORE)

 くさびとハンマーがあれば、刃物を使わずに薪割りをすることが可能だ。

 立てた薪にくさびを当て、ハンマーで叩くとくさびが薪に食い込んで割れていく。ハンマーは手持ちのペグハンマーなどを使えばいい。

 硬い薪も割ることができるくさびは、古くから薪割りの道具として使われており、大きさもさまざま。最近は「キャンプ用くさび」として、携帯性に優れた小型のものやストラップホールのあるもの、デザイン性の高いものも販売されている。

 くさびは薪割りの道具としてはかなりコンパクトで、荷物を減らせるのも利点だ。ツーリングキャンプやソロキャンプなどにおすすめのアイテムだ。