キャンプと言えば「焚き火」。パチパチと薪のはぜる音を聞きながら揺らぐ炎を眺める時間は癒やしのひとときだ。焚き火を目的にキャンプへ出かける方も多いのではないだろうか。炎をただただ眺めるだけでも楽しい焚き火だが、今回はそんないつもの焚き火をもっと楽しくするアイデアを紹介したい。
■小さな火花が大きな炎に。「ファイヤースターター」を使った火起こし
ファイヤースターターは着火のための道具で、いわば火打ち石だ。ライターやチャッカマンの代わりに使うことができる。ファイヤースターターはマグネシウムなどで作られた金属の塊なので湿気に強く、非常用として携帯しているキャンパーも多い。小型のものは100円ショップでも入手可能だ。
ファイヤースターターを使った火起こしに挑戦してみよう。小枝や松葉を積んだ上に火口となる燃えやすい物(麻紐やティッシュペーパーなど)を置き、金属棒を付属のブレードで削っていく。火口の上に金属粉が溜まったら、金属棒をブレードで強く擦って火花を散らし着火する。
最初は火花を飛ばすのが難しいかもしれないが、コツをつかめば自分で作り出した小さな火花が大きな焚き火になっていくので、その感動をぜひ味わってほしい。
■投げ入れるだけ!「魔法の粉」で七色の炎を楽しむ
金属を炎の中に入れると金属の種類によって異なる色が出る「炎色反応」を使い、焚き火の炎をレインボーカラーにしてくれるアイテムがあるのをご存じだろうか。
「アートファイヤー」「レインボーファイヤー」「マジックファイヤー」などの商品があり、ホームセンター等大型量販店やネットなどで入手できる。値段は商品によるが、おおむね一袋400円ほどだ。
袋のまま焚き火に投げ入れて、魔法のような七色の炎を楽しもう。持続時間は焚き火の大きさにもよるが30分程度。SNS映えもお任せな焚き火時間がさらに楽しくなるおすすめのアイテムだ。