■意外な美味しさ!「焼きマシュマロ」のアレンジレシピ

フルーツ多めも美味しい

 焚き火の定番、焼きマシュマロ。次のキャンプでは焼きマシュマロをアレンジしてみよう。

 フルーツとマシュマロを一緒に串に刺して焼くと、こっくりとしたマシュマロの甘さとフルーツのみずみずしさが重なり、止まらなくなる美味しさだ。フルーツは、さっぱりとしたキウイやパイナップルがおすすめ。チーズやベーコンとの組み合わせも意外な美味しさだ。

 まっすぐな串を使うと、裏返すときにマシュマロやフルーツがくるくると回ってしまい反対側を焼くのが難しいので、先が二股に分かれている串がおすすめ。

■丸太の焚き火「スウェーデントーチ」に挑戦しよう

ナラのスウェーデントーチ。丸太とチェンソーがあれば自作もできる

 スウェーデントーチは丸太に切り込みを入れたもので、ウッドキャンドルなどとも呼ばれている。サイドの切り込みから入った風が上部に抜けていく構造で、火力が強く、安定する。薪をくべる必要のない、大胆な焚き火だ。燃えていく様子が非常に美しく、暖をとりつつ鑑賞するだけでも楽しい。丸太の上は水平なため直径がある程度大きなスウェーデントーチなら料理も可能。

 大きさにもよるがネットでは3000円程度で売られていて、フリマサイトで手作りのものも出品されている。湿っているスウェーデントーチは燃えにくいため、購入する際はきちんと乾いているものを選びたい。

 内側から徐々に燃えていくスウェーデントーチは、最後は外周が崩れていくので、その様子を眺めるのもまた楽しい。だだし、崩れ落ちた部分が地面に落ちたりすると危ないので、大きめの焚き火台の上で燃やすようにしたい。

 また、スウェーデントーチは燃焼時間が長い。丸太の太さや切り込みの数などにもよるが、針葉樹なら1.5時間ほど、広葉樹なら3時間以上燃え続ける。消灯時間の決まっているキャンプ場などでは早めに使い始めよう。

 

少しの工夫で焚き火はもっと楽しくなる

 焚き火を囲んでくつろぐ時間は本当に贅沢なものだ。寒くなるこれからの季節は炎の美しさはもちろんのこと、その温かさも心に染みる。火災につながることのないよう、十分注意して焚き火を楽しもう。キャンプの醍醐味とも言える焚き火時間をもっと楽しくするアイデア、ぜひ試してみてほしい。