■明石焼き(冷凍たこ焼き)
たこ焼きはしょっちゅう食べていても明石焼きをキャンプで食す機会は少ないのではないだろうか。筆者イチオシのメニューなので、ぜひ試してみていただきたい。
・調理方法
1. つけ汁を昆布だし:水=1:2の比率で作る。さらに味の素を適量ふりかけ、醤油を数滴垂らす。キャンプ場で作るのが面倒であれば、自宅で混ぜてボトルに入れていくといいだろう。
2. 冷凍たこ焼きをホットサンドメーカーで挟み、弱火で5~6分加熱する。
3. 加熱が終わったら、水をたこ焼きの下部が軽く浸かるぐらい入れて蓋をして再度加熱する。
4. 蒸気がでなくなったら完成。
出来上がった明石焼きをつけ汁につけて食べてみよう。つけ汁は常温で構わない。明石焼きに昆布だしの汁が染み込んで、ソースで食べるのとはまた別格の風味を味わうことができる。
普段食べることの少ない明石焼きをキャンプで手軽に作れるのもホットサンドメーカーの魅力である。
■アヒージョ
・調理方法
1. エビ、マッシュルーム、ブロッコリーなどを適当な大きさに切る。冷凍のものでも問題はない。
2. オリーブオイルをホットサンドメーカーに適量入れ、塩、刻んだニンニク(乾燥でも可)、コショウ、鷹の爪を好みの量で入れる。塩は入れすぎると、しょっぱくて食べにくいので後から調節しても大丈夫だ。
3. オリーブオイルがグツグツと軽く沸騰した状態で、食材を入れていく。火が通れば完成だ。
アヒージョの素晴らしいところは出来上がったら、ホットサンドメーカーから直接食べられる点だ。ニンニクの香りが食欲をそそり、シンプルながら具材の旨味もオリーブオイルに溶け出してくる。バゲットを用意できれば、それを浸して食べるのもまた逸品だ。
ただし、火力を上げすぎると油がはねるので、注意しながら調理しよう。
今回は焼く、蒸す、煮るという基本的な調理方法で代表的な料理を紹介した。紹介した以外にも肉まんを挟んで焼く、ブリトーを加熱する、焼き小龍包を作るなど、様々なアレンジが可能なので、思いつきで調理してみても楽しいだろう。
ちなみに今回筆者が使用したホットサンドメーカーはコールマン製である。コールマンがホットサンドのためにデザインしたモデルなので、均等に分けるための仕切りが真ん中に入っているが、ほかの調理方法をするのであれば、仕切りがないものをおすすめする。
ホットサンドメーカーは使い方次第で、無限に便利になる画期的な調理器具だ。
これがあれば、キャンプの料理をより華やかなものとしてくれる。今までパンを焼くことにしか使っていなかった人は、必ずや新しい美味しさを発見できるだろう。