●森歩きのテーマはドングリ
季節が秋になると、森はドングリ達が登場する時期となります。ドングリって何の実? とか種類とか、知っていますか? 少しだけ、ドングリの基本情報を説明します。
日本で見つけることのできるドングリの種類は22種類と言われています。ドングリは種を含む木の実、果実であり、9月から10月にかけて実り、地上に落ちてきます。落ちたドングリは、根をはり、翌年の春には発芽します。全ての種類を解説するのはまたの機会として、今回はドングリを探しながら森歩きに出発です。
ドングリは、形と帽子(殻斗)、葉っぱで種類を見分けることができます。多くの森で拾うことのできるドングリは、コナラとクヌギです。コナラは少し長細いドングリで、帽子(殻斗)が魚のウロコ状、葉っぱは幅広く縁がギザギザしています。
クヌギはコナラよりも大きく丸いドングリで、帽子(殻斗)はもじゃもじゃ、葉っぱは細長く、コナラと同様に縁がギザギザです。
ちなみにコナラの木肌は縦に溝があり、クヌギの木肌はコナラよりも黒っぽく溝も多くありデコボコです。この2種類のドングリを探しながら歩いたり、色々な形、大きさ、種類のドングリを沢山集めたり、子どもと一緒に森歩きを楽しみましょう。ドングリが、子どものアウトドアへの扉を大きく開いてくれるかもしれません。
ちなみに小さな穴の開いたドングリは、虫が中に卵を産み付けている可能性が高いので、持ち帰りはおススメできません。今回は森歩きのテーマとしてドングリを紹介しましたが、実際には子どもの興味に合わせ、昆虫や植物、鳥などでもいいと思います。もしテーマに迷ったら、施設が主催する観察会など、イベントへの参加もおススメします。
■自然は楽しい、自然は面白い
アウトドアへの“おでかけ”では、遊園地やテーマパークと異なり、子どもが「楽しい」「面白い」と感じれば、好奇心や探求心が高まります。その高まりに合わせ、アウトドアのフィールドを更に広げ、新たな楽しさや感動を探しに行きましょう!
次回の【家族でソトアソビ!】のテーマは、「アウトドアでの、マナーやリスクマネジメント」をお届けする予定です。