■「栂池自然園」でしか見られない絶景が広がる

 白馬エリア屈指の人気ビッグゲレンデとしてもスキーヤー、スノーボーダーに人気の栂池高原は、通年で楽しめる大自然フィールドとしても存在感は絶大です。

 山麓から「つがいけロープウェイ」と呼ばれる、ゴンドラリフト「イヴ」&「ロープウェイ」を利用し標高1892m地点までアクセスすると、その先に「中部山岳国立公園 栂池自然園」が広がっています。そこはまるで北アルプスに抱かれたような湿原地帯。木道が整備されており、トレッキングのレベルを問わず多くの人が大空の下で自然散策を楽しむことができます。

 自然園内は撮影ポイントがそこかしこに点在しています。例年は9月から10月初旬にかけて、ミズバショウ湿原、ワタスゲ湿原、浮島湿原、展望湿原と4つの湿原の草紅葉が楽しめ、さらにダケカンバが黄色に、ナナカマドが赤く色付いていきます。

 自然園入り口より3つの散策ルートがありますが、ここでは所要時間約3時間の「一周コース」をオススメします。全湿原をコンプリートできるうえに、白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)を一望できるからです。いわば、絶景フルコースを堪能できるのです。また、自然園のもっとも奥には展望デッキがあり、そこでは白馬岳、小蓮華山の秋の姿を望むことができます。

 なお、今季の開催期間は 9月26日(日) までですが、「MIKKETA !」というガイドプログラムに参加すれば、より深く湿原を知ることができます。

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色鮮やかな自然風景

北アルプスに抱かれた「栂池自然園」

 栂池自然園内では、写真のようにダケカンバの黄色が鮮やかな時期があるなど湿原特有の風景が広がっています。写真はワタスゲ湿原、白馬三山の眺めも絶品です。また、秋の深まり方とともに色彩は徐々に変化しているので、シーズン中に何度か足を運んでみるのもアリ。同じアングルでも違った色合いの写真が撮影できます。

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栂池自然園の最奥にある展望デッキ

雪渓展望スポットとしても有名

 展望デッキは、木道で整備された自然園の最奥にあるビューポイントです。左手から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳が目の前に迫る、ダイナミックが眺望は圧巻。ここでは時間をかけてベストショットを狙いたいものです。また、山頂の冠雪、山の中腹の紅葉、麓の樹木の緑が一度に楽しめる「三段紅葉」は、この季節ならではの特別な景色です。

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ゴンドラリフト車窓からの北アルプス絶景ポイント

紅葉空中散歩から渾身の一枚を!

 宿やショップなどが並ぶ山麓エリアから、高低差625.26mを駆け上がるゴンドラリフト「イヴ」に乗った空中散歩は絶好の撮影タイムです。グングンと標高が上がるワクワクする約20分間に、息をのむような絶景が広がる白馬の秋を、俯瞰したアングルでカメラに収めることができます。それは自然園撮影前の絶好のウォーミングアップとなるでしょう。特にゴンドラリフト26号柱辺りが絶景スポットです。

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無料で参加できるガイドプログラム「MIKKETA!」

老若男女問わず、自然学習が体験できる!

 「MIKKETA!」は専属ガイドによる、自然園の“旬”な情報を知ることができるプログラム。ガイドからの説明を受けながら湿原について見聞を広げつつ、ベストな一枚を狙うことができるのです。毎日開催で 10:00~ の1日1回(ロングコース 60分・ショートコース 30分)。参加費はなんと無料! ただし、今季の開催期間は 2021年9/26(日) まで。

栂池高原 撮影スポットMAP