■2つのコース設定

 今回は、万水川を3km下り、犀川合流後に5km下るというコースをご紹介する。川と並行して電車は走っていないので、回送方法はタクシーか車か自転車となる。車が複数台あれば1台をゴール地点へ置き(ない場合は自転車を置く)、もう1台でスタート地点へ。川を下った後は、置いておいた車(自転車)でスタートの車を取りに行くという流れだ。

 ゴール地点は、中村マレットゴルフ場跡と呼ばれている場所で、地図で見る場合は陸郷簡易郵便局の真東の川原がそれに当たる。川下り中はゴール地点を見落としがちなので、その川原周辺の景色を目に焼き付けて、何か目印を決めておくことをおすすめする。

数台駐車可能。すぐ奥がゴールの川原

 ちなみに、3kmほど手前の龍門淵公園をゴールに設定する人も多い。初心者の人と一緒の場合は、ここをゴールにしてもいいだろう。

 スタート地点は、県民豊科運動公園の無料駐車場を使わせていただく。ちょっとした芝エリアもあるので、パックラフトなどはそこで膨らますといいだろう(地元の方の好意によって成り立ってます。他の使用者の迷惑にならないように、できるだけ隅に寄せて広く使いすぎないようにしてください)。

駐車場内には綺麗なトイレもある

 また、この駐車場のすぐ近くには、名水百選に選ばれている“安曇野わさび田湧水群(憩いの池)”がある。ここは平成27年に行われた名水百選選抜総選挙において、観光地、景観の2部門で全国1位を獲得した場所。スタート前に立ち寄って、北アルプスの伏流水をその目に焼き付けておこう。

真夏でも水温は15℃キープ!爽やか〜