■さて、山小屋に戻って反対側も歩いてみましょう

イザルガ岳の朝。富士山に向かって歩く

 山頂からの帰り道、山小屋が見えてくると、運が良ければ右側に富士山も見える。小屋の向こう側に富士山が見えると、わたしは思わず飛び跳ねたいような気持ちになる。こんないいところに居られるんだなぁ、とありがたい気持ち。だから、山頂からの帰りはいつも嬉しい。

 小屋を挟んで光岳の反対、東側へ20分ほど歩くと現れるのが「イザルガ岳」。センジヶ原との分岐を過ぎ、ハイマツとダケカンバが作り出す日本庭園を抜けると、そこは360度の大展望! 

 南アルプス南部が、まるっと見渡せる。荒川岳、赤石岳、聖岳。茶臼岳、上河内岳、兎岳。まあ、とっても遠くには仙丈ヶ岳まで見える。もちろん、富士山だってばっちりだ。

■私の好きな光岳

ほら、ミネウスユキソウも咲いています
光にお花畑はありません!ですが、水場のあるがれ場周辺にはシナノキンバイが咲いていました

 前回から光岳の好きなところをつらつらと書き連ねてみましたが、全てわたしの個人的主観バリバリの意見です。

 同じように感じない方も多いでしょうし、あの素晴らしさを、もっと上手に言葉にできる方もたくさんいるでしょう。でも、来年営業を再開した時の予行練習として、ぜひ一緒に歩いた気になって欲しいと思って書きました。写真でもお楽しみください。

 梅雨が明ければ、入道雲もくもくの夏本番がやってきます。今年も、私の大好きなあの山にぜひ。そして来年は小屋でお会いしましょう。

 

空に立つようなこんな写真も撮れます。光石にて