<光岳最新情報>
今年は無人の避難小屋として開放することが決まりました。
小屋に人がいないと発電機が回せないので、バイオトイレは稼働できません。そのため、汲取りのみのトイレを一基開けています。混んでいる時は、順番にお願いします。また、トイレットペーパーの持参をお願いします。置いていきますが、なくなっていると困りますよね…使用後はゴミ袋に捨てて下さい。小屋まではトイレがないので、携帯トイレの持参が安心です。
静高平の水場は、夏場は枯れることがありますが今はじゃんじゃん流れています。易老渡から登ってくる方は、静高平で汲んでくることをおすすめします。うっかり汲み忘れた方は、小屋から20分下ると水場があります。だいぶ下りますが、水浴びもできます。ぜひ。
■光岳山頂の岩塔と壮大な森
3,000mを超える高峰の山頂は岩肌がむき出しで、展望の良いイメージがある。だけど、標高2,592mの光岳はわずかに森林限界を超えるくらい。展望がないせいで、「絶望のテカリ」なんて不名誉なネーミングを頂いている。でも、三等三角点がある立派な山頂だ。
そんな山頂までは、光岳小屋からゆっくり歩いて20分ほど。そこから西へさらに15分歩けば、白い石灰岩の岩塔が突出している「光石」がある。標高は2,489m。この塔が光岳のシンボルになっている。
諸説があるが、山麓から見るとこの岩塔が白く光って見えることが名前の由来なのだとか。光石に登って南を見ると、寸又峡源流部の壮大な森が広がる。あまりの規模感にビビってしまう。たいそうな山奥にいるようにも思うし、「私はこんなところまで歩いてきたのか!」と、ここに立つ自分に驚いてしまうような景色だ。
地図で見るより、この森はでっかくて深い。この場所に長くいると、ちょっぴり怖くもなる。