■1品目は豪華なステーキに!

取り出すためのテクニック。隅を押して缶から中身をはがす

 ポーク缶とは、豚肉を細かく挽いて味付けし、でん粉で固めたもの。缶内にみっちり詰まっているので、そのままでは取り出しにくい。

 そこで、缶ポイントテクニック!

 フタを取ったら、缶側面の角、対角線上の2カ所をぐいぐい押して缶自体をゆがませる。すると缶の内側に貼りついていたポークがはがれるので、あとは逆さまにして何度か振ればよし。中身がそのままのきれいな形で出てきますぞ。

半分をさいの目切り、半分をスライスにする

 取り出したポークは真ん中で切り分け、半分はさいの目切り、半分は2枚にスライスする。にんにくはやや厚めの小口切りにしておく。

わしたポークのステーキ 油とにんにく、チリペッパーだけで美味

 クッカーにごま油(大さじ1/2)をひいてにんにくを炒め、香りが立ったらスライスしたポーク、レッドペッパーを入れる。両面を香ばしく焼いたらもう缶成! わしたポークのステーキであります。

 わしたポークは塩味がついているので、油&にんにくで炒めるだけでもじゅうぶん美味しい。ポーク缶特有の匂い(ぶーちゃん臭)も、他社のポーク缶より穏やかだ。それでも苦手意識がある人は、両面が褐色に焦げるまで焼くのがおすすめ。焦げ、すなわちメイラード反応のおかげで香ばしい匂いが強まり、ぶーちゃん臭をマスキングしてくれる。

ちなみに、使う油はオリーブ油、米油など、どんな油でもマッチするが、今回はごま油をチョイス。というのも、次の料理「ポキ丼」に合わせたいからなのだ。