■「ジャーキー」を作るには洗濯物干しが活躍?

 肉の厚みや部位で仕上がりは大きく変わる

 牛肉の塊焼きと一緒に作るなら、「吊るし焼き」が相性抜群。スレンレス製の洗濯ピンチハンガーに肉などを挟んで焼く料理で、肉が洗濯物のようにヒラヒラと風に揺られながら煙に炙られる様が面白い。

 この方法なら簡単に絶品ジャーキーが作れる。焼肉用の牛肉(赤身多めがおすすめ)をタレに漬け込んでから、一晩吸水シートで包み、洗濯物干しに吊るし、焚き火の脇でヒラヒラ焼く。これも塊肉と同様、直接火を当てない距離を保つのがコツだ。

炎よりも、煙と熱を当てるイメージで

 仕上がりはスモーキー感のある高級ビーフジャーキーのよう。おつまみにしてもいいし、多めに作ってキャンプのお土産にするのもいい。生焼けが気になるようなら、網で焼いても美味。焚き火をしているあいだ、ただぶら下げておくだけでできてしまうので超お手軽料理である。

 食材はタレにつけた牛肉以外に、鶏肉や野菜でもいいし、塩で味付けしてもいいのだ。梅雨が明けたら、ぜひお試しいただきたい。