■探検家グランドスラム──セブンサミット+南極・北極を極める

地球上にある標高8000メートル峰はすべて、ヒマラヤ山脈、およびカラコルム山脈にある(写真:photoAC)

 この他、グランドスラム系レコードには、セブンサミットと北極点・南極点のすべてに到達する「探検家グランドスラム=Explorers Grand Slam」がある。

 南極点・北極点については当初、沿岸地点から長距離を踏破した場合に限定されていたが、現在は「最終緯度」のみを踏破した場合も「探検家グランドスラム(最終緯度)=Explorers Grand Slam (Last Degree)」というカッコつきで認められている。

「探検家グランドスラム」の達成者は2021年3月の時点で約20名存在する。また、「探検家グランドスラム(最終緯度)」は約50名が達成しており、日本の南谷真鈴が20歳112日という世界最年少記録を誇っている(2017年に達成)。

■真の探検家グランドスラム──命がけの極所フルコースを完食する

「南極条約」により、南緯60度以南の領有権主張は凍結されている。したがって南極の上陸にはパスポートは不要だ(写真:photoAC)

 そして、究極のグランドスラム系レコードが、この「探検家グランドスラム」にくわえ、8000m14座をすべて制覇する、「真の探検家グランドスラム=True Explorers Grand Slam」だ。

 これを地球上で最初に達成した超人は、韓国の朴英碩(パク・ヨンソク)で、2005年に北極点に到達したことで認定されている。ただし、残念ながら朴は2011年にアンナプルナで消息を絶ち還らぬ人となった。