■危険と隣り合わせの登山
いよいよ待ちに待った本格的な登山シーズン到来! 読者の中には、この春、どこの山に登ろうかと既に計画を立てている人がたくさんいると思います。
レインウェアや調理器具、テント、カメラなどの道具を準備し、当日のルートを入念に調べ、いざ山へ…この山に行くまでの時間って、子供の頃の遠足のように本当にワクワクしますよね。もしかすると、山登りの楽しさのうち、半分くらいはこの準備期間と言っていいかもしれません。
しかし、楽しいはずの山登りも自然が相手。いつ何時アクシデントに見舞われるかわかりません。実際、登山中に落雷などの急な天候の変化により足止めを余儀なくされたり、道に迷ってしまい山の中を彷徨ってしまうなどの経験がある人もいるのではないでしょうか。
それだけならまだしも、最悪なのは、ぬかるんだ道に足を滑らせて滑落してしまったり、落石や雪崩、熊の襲撃により怪我を負い、身動きがとれなくなること。登山をしている限り、こうした危険とは常に隣り合わせ。予想だにしないアクシデントが起こり得る可能性があると、いつも心の準備をしなくてはなりません。
実際、毎年多くの登山者がこうしたアクシデントにより、大怪我を負ったり、命を落としています。万が一の状況に陥ったとき、どのように対処するべきか全ての登山者に求められています。
そこで今回は、こうした状況下でまず最初にすべき事項である「助けを呼ぶこと」に最も長けたアイテムについて、ご紹介いたします。
■山用のコンパクトな手持ち式発煙筒
こちらは、山岳用小型発煙筒「Pokkem(ポッケム)」。
携帯電話で救助を求めたにもかかわらず、救助隊が見つけられなかったとき、自分たちの居場所を煙の力で知らせてくれる救助信号代わりの製品です。
驚くべきは、わずか40gと超軽量であること。さらに、約120mm×約23mmと片手で持つことができるほどのコンパクトサイズであるため、荷物を少しでも減らしておきたい登山でも場所を取らず、バックパックに忍ばすだけで命を守る可能性を高めてくれます。
操作方法は簡単。黒色のキャップを外し、先端にある点火部をキャップの先端のすり紙で擦って点火するだけ。複雑な操作をすることなく発煙するため、気持ちが焦っている状況下においても速やかに使用することができます。
また、発煙すると、赤い煙が空に向かって、70秒間以上広がるため、上空や山の中に助けに来ている救助隊が見つけやすいといった特徴もポッケムのウリ。
よって携帯電話で捜索依頼をしたのち、救助隊への合図としてポッケムを使用すれば、発見される可能性を高めてくれます。
万が一が起こってしまい、救助隊を呼んだにもかかわらず、見つけてくれなかったら…そうした想像はしたくありませんが、この場合、不安で危険な夜を過ごす羽目となり、状況によっては命を失うことになりかねません。
そうしたことのないように、お守りとして、何より助かるためにも、ぜひポッケムを持参して登山を楽しんでください。
【仕様】
発煙時間:70秒以上
発煙色:赤
寸法:長さ 約120mm / 外径 約23mm
質量:約40g
【お問い合わせ】
細谷火工株式会社
info@hosoya-pyro.co.jp