■瀬戸内の美味いものでエネルギー補給

 大島に降りるとサイクリングコースは一般道となり、みずみずしいレモンが実る畑が出迎えてくれます。サイクルルートは海岸から近く、白い砂と瀬戸内海らしい黄色がかったブルーグリーンの海を間近に見ることができます。

大島と橋をつなぐランプからの景色も開放感あふれる

 橋をくぐり抜けた先にあるのは、海辺の休憩処「道の駅 よしうみいきいき館」。サイクルラックも完備されているので、食事やトイレなど安心して休憩ができるサイクリストのオアシスです。

橋から大島に降りるとルートは海面に近づく

 屋外には海辺のテラス席が用意され、来島海峡大橋を眺めながら地元の名産を味わうことができます。

 ここで亀老山のヒルクライムを前に腹ごしらえ。名物をいただきたいとメニューから選んだのは、「大島特製鯛カツバーガー」と「みかんソーダ」の2品です。

海辺にある「道の駅 よしうみいきいき館」のフードコートの名物「大島特製鯛カツバーガー」と「みかんソーダ」。瀬戸内の新鮮な魚介類の七輪BBQなども楽しめる

 バンズに挟まれているのは、愛媛では県の魚にもなっているマダイのフライ。サクサクの鯛カツは、サッパリとしたタルタルソースとの相性も抜群です! 

 今まさに走ってきた来島海峡大橋をバックに名産のランチを終えて、最高の眺望を探しに亀老山を目指します。

■いよいよ亀老山へ。急坂を上る価値のある眺めが待っていた

 亀老山へ向かうため道の駅を出て国道317号を進み、展望公園への分岐でブルーラインのメインルートを離れます。

標高が上がると少しずつ景色が変わっていく

 亀老山は標高約300mの低山で、登り口から頂上の展望公園までは約3kmの道のりです。クルマに十分注意しつつ10%ほどの坂道を上っていくと、標高があがるにつれ、瀬戸内の風景が少しずつ変化。

 坂の途中には斜面から張り出した休憩スポットがいくつもあり、出発地点のサンライズ糸山をはじめ、来島海峡大橋、瀬戸内海の向こうの本州などがベンチから見渡せます。

亀老山展望公園の直下は最大斜度約15%とのこと

 「もうすこしで展望台だ!」というところで斜度がぐぐっと上がったため、最後の最後は自転車から降り徒歩でゴール。さっきまで走ってきた吊り橋や瀬戸内海を展望台から見下ろすパノラマは圧巻です。

きついヒルクライムのあとには絶景が待っている

 駐車場にある売店では特産の藻塩を使ったジェラートが販売されており、「ちょっと足しておくね」と、さらに藻塩をトッピングしてくれます。冷たい口当たりに加え、甘さと塩気が疲れた体にしみ渡ります。

 亀老山は人気スポットのためクルマは多く道は狭め。とくに下りでは速度が出やすいため、対向車やカーブに注意しながら慎重に戻りました。

藻塩の塩気と甘みがサイクリストの疲れを癒してくれる「藻塩ジェラート」

 今回は同じ道を帰る往復コースで所要時間はおよそ3時間。しまなみ海道全ルートの一部を走っただけでしたが、満足感は十分。余裕があれば、比較的平坦で走りやすそうな大島海岸沿いのサイクリングコースを半日かけて巡るのも面白そうです。

 反省点があるとすれば、写真の撮影は帰り道だけにして、行きでは初めて見る景色を自分の目で満喫することに集中すればよかったかなと思ったことくらいでした。

展望台の手前には、自転車を停めてのんびりと来島海峡大橋と瀬戸内海の景色が楽しめる休憩ベンチもある

 しまなみ海道の地図を改めて眺めると、走りたい道ばかり。いつかは全ルートを走破したいと心に誓いつつ帰路につきました。

 

●【MAP】来島海峡大橋

●【MAP】しまなみ海道サイクルルート