■夜は大人の時間「日本ワイン」を知って味わう

ワインリゾートならではテイスティングが楽しめる(写真提供:星野リゾート)

 北杜市は日本ワインの産地である。この土地で歴史を刻み続けるワインにまつわる時間も施設内で楽しめる。筆者が訪れた時は19時〜22時までの夕食後の時間帯限定で、フロント横のエリア「2nd Room」で「山梨あわラウンジ」が開催(2026年9月〜「八ヶ岳ワンナイト」としてメインストリートで開催中)。

 地元山梨県産のスパークリングワイン3種を味わえるのだが、白、ロゼ、オレンジと飲み比べができ、香りがよく飲みやすいものが多い印象だった。お酒を飲まない人や子ども向けに、赤と白の濃厚なぶどうジュースも用意されている。こちらはノンアルコールワインのようにすっきりとしていて、大人でも十分に楽しめる味わい。甲州名物の甘い栗煎餅やミックスナッツ、ハーブの効いたクラッカーといったおつまみもあり、居心地の良い空間で、同行者と語らいながら過ごせる。

2つのワインイベントが開催される2nd Room

 もう少し日本ワインを知りたいという人には、夕方に開催される「日本ワインディスカバリー」というプログラムがおすすめ。山梨県産ワインの歴史と特性についてのレクチャーを受け、地元ワイン一種とぶどうジュースをテイスティング、甲州ワインの奥深さに触れ、産地来訪を実感できる。

 「山梨あわラウンジ(八ヶ岳ワンナイト)」「日本ワインディスカバリー」は、宿泊者限定の無料イベントとしてチェックイン時に案内される。どちらも気軽に参加できるのが大変うれしい点だった。

ホテルスタッフのレクチャーでワインを学べる「ワインディスカバリー」

 ワイン好きにはもう一つ、朝早くから夜遅くまで営業している「ブックス&カフェ」もおすすめ。このカフェには厳選された20種以上の山梨県と長野県産のワインを少量からテイスティングできる「八ヶ岳ワインハウス」が隣接している。飲み比べをしながら、カフェに並んでいる本を自由に読めるうえ、おつまみや軽食も揃う。

■滞在するなら、押さえておきたいこと

森のアクティビティの装備。安全のための説明を受けてから臨む

 野外のアクティビティは天候に左右されやすいが、水分補給と休憩をこまめに取りたい。

 うれしかったのは、森のアクティビティエリアへ向かう通路にウォーターサーバーが設置されていたことだ。冷水と常温水が選べ、マイボトルや空のペットボトルを持っていけば補給できる。あらかじめ用意しておくと安心だ。

 森の空中散歩などの樹上アクティビティは、動きやすい服装が基本になる。長ズボンと運動靴を用意しておきたい。日中の紫外線や虫への備え、寒さ対策もあるとよい。

 プールとワインの両方を楽しむなら、時間帯を分けるのがおすすめだ。日中は森やプールで体を動かし、ワインを楽しむのは夜にする。飲酒後の遊泳やアクティビティ参加は避けたい。一日の流れを組み立てておくと、安全に、無理なく過ごせる。

■天候に左右されない、大人も満たされる高原滞在

約20店舗のテナントで買い物や飲食が楽しめるピーマン通り(写真提供:星野リゾート)

 リゾナーレ八ヶ岳での3泊4日は、天気の心配をほとんどせずに過ごせた滞在だった。晴れれば森で体を動かし、天気が崩れればプールやクラフト体験、夜はワインを楽しんだ。移動は施設内の徒歩だけで、渋滞とも無縁だった。

 チェックインの前後も、宿泊者はアクティビティやプールを利用できる。連泊割引もあるので、日程に余裕を持ってのんびり過ごすのも良い。食事は施設内のレストランやテイクアウトのほか、近隣にも飲食店やコンビニがあり、困ることはなかった。小淵沢周辺は、美術館が多く、車で5分ほどの所にある道の駅には国産小麦を使用した人気ベーカリー店もある。また馬に縁のある町として、乗馬クラブも点在する。車で30分走れば清里や富士見などの他の八ヶ岳エリアにアクセスでき、観光に事欠かない。

 極端な気候が日常化する近年、旅先での天気急変は避けられない。滞在先のプラン変更でストレスを抱えないためにも、全天候型リゾートを候補先の一つに加えてみてほしい。

 

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
住所:〒408-0044  山梨県北杜市小淵沢町129-1
電話:050-3134-8093(リゾナーレ予約センター)
アクセス:中央自動車道・小淵沢ICより約5分

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonareyatsugatake

※各施設・アクティビティの営業日時、料金、対象年齢などはホームページよりご確認ください。

※この記事の情報は2026年10月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。