■売り切れが続出したカルディの人気商品

カルディコーヒーファーム「上海風スペアリブ」の外観と内観

 お次は、カルディコーヒーファームが2020年に発売した「上海風スペアリブ」だ。

 上海風という珍しさと愛らしいデザインで人気が出て、発売から約1年間はすぐに売り切れ、なかなか買うことができなかった。この缶詰の特徴は、黒酢と紹興酒を使った特製タレを使っていることと、缶詰では珍しい骨付きの豚肉(スペアリブ)を使っていることだ。

■骨から旨みが供給される

黒く輝くタレは甘酸っぱく、かなり濃厚

 スペアリブ缶も温めて食べた方が断然おいしい。なので、フタを開ける前の缶を炊飯中のクッカーの上にのせ、温めてからごはんにのっけた。フリーズドライのグリーンピースを散らしたのは、彩りと栄養を考慮してのことであります。

 この缶詰が偉大なのは、骨付きの肉を使っていること。肉は骨の周りがもっともおいしいと言われているし、実際にこうして煮込まれた後でも、骨に含まれている旨みとゼラチンが肉に供給されるため、肉から味が抜けていない。

 味付けは、黒酢が利いた甘酸っぱい味で、骨から出た髄液の旨みも加わってどこまでも濃厚。これも気を付けないと1合のごはんを完食してしまうレベルだ!

■中華料理の東坡肉をイメージした缶詰

極洋「豚の角煮」。2007年発売のロングセラー商品

 最後に紹介する豚肉缶は、極洋「豚の角煮」である。

 極洋といえば、水産会社として知られているけど、こんな肉の缶詰も販売しているのだ。知ってました?

 この缶詰は2007年に発売されたロングセラー商品で、中身は分厚くカットされた豚の三枚肉(バラ肉)を煮込んだもの。中華料理の「東坡肉(トンポウロウ)」をイメージしており、余分な脂を抜いて下処理した三枚肉を、特性のしょう油タレで煮込んである。

■固形量(肉の量)は80gと大容量

中心部までしっかり温めてから食べたい

 豚の角煮缶は、缶汁を含めた内容総量が160g、固形量(肉の量)が80gあり、今回の3缶のなかでは最大の容量がある。

 なので、温めるにもちょっと時間がかかるけど、しっかり温めないと脂が白く固まってしまい、口に入れた時においしさを感じにくい。とくに寒い時期には脂が固まりやすいので、湯せんするなり、炊飯中にクッカーにのせるなりして、中心部まで温めてから食べるようにしたい。

■肉と脂の二重奏が味わえる

温めることで肉も柔らかくなる

 かくのごとし。

 しょう油色に染まった三枚肉をかむと、まずみっちりとした歯応えがあり、そしゃくが進むうちに脂の甘味がじわっと広がる。肉と脂の二重奏が味わえるのが三枚肉の良いところだ。

 味付けは濃いめで、ちょっと大和煮のタレの味に似ているが、豚肉のエキスが溶け込んでいるから単純に甘辛いだけではない。そのうまダレもごはんにぶっかけて食べれば、やっぱり1合を完食してしまうのだった。

■新米のおいしさは期間限定

炊飯する熱を利用して、缶詰も温めておくと、よりおいしく食べられる

 ちなみに、JAS法(日本農林規格等に関する法律)で「新米」とは、収穫された年の12月31日までに包装、もしくは精米されたお米のことを指す。年が明けると、たとえ同じものでも新米と呼べなくなるのだ。

 一方、収穫から時間が経ったお米も、水分が抜けることで新米とは違ったおいしさが出てくると言われているけど、新米には油分が酸化していないフレッシュな風味がある。期間限定の味を、おいしい缶詰とともにしっかり味わっておきたいものであります。 

 

〈今回の缶詰情報〉

AKR Food Company「黒豚の甘辛醤油煮 65g」

カルディコーヒーファーム「上海風スペアリブ140g」

極洋「豚の角煮 160g」

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