これからキャンプ道具や登山ギアを揃えようという方にとって、「バーナー」は心をくすぐるアイテムのひとつだろう。これさえあれば、キャンプ場でも山頂でも温かいコーヒーやカップ麺が食べられるし、簡単な料理までこなせてしまう。
しかし、いざ購入しようとするとCB缶とOD缶の2つの種類の燃料があることに気がつく。一体、どちらを買うべきなの?
本記事では、2つの燃料それぞれの特徴から、使用目的に合わせた選び方について、わかりやすく解説していく。
◼️️一般的なバーナーに使われる燃料は2種類
アウトドア用バーナーの燃料は、大きく「CB缶(カセットガス)」と「OD缶(アウトドアガス)」の2種類に分かれる。
まず、CB缶とは家庭用卓上コンロと同じ形状のガス缶のこと。スーパーやコンビニでも入手しやすい燃料だ。もう一方のOD缶は、アウトドア用途に特化して設計されたガス缶。小ぶりで丸みのある形状と、低温下でも使いやすいようなガス配合のものも選べることが特徴といえる。
◼️️️持ち運びやすさはOD缶に軍配
登山用途で重要になる持ち運びの観点では、OD缶が有利だ。スリムなCB缶は荷物の隙間に収納しやすいが、OD缶はクッカー内に収めることができ、バックパックの中でデッドスペースを作りにくい。
持ち運びを考慮した特徴を活かすように、OD缶対応バーナーは軽量・コンパクトなモデルが多い。車移動中心ならどちらでも問題ないが、自分の足で長距離を歩くハイカーや電車キャンパーは、OD缶タイプが扱いやすいだろう。
️◼️️️安定感の高さはCB缶に軍配
一方、CB缶バーナーの大きな強みは、前述の手に入れやすさと調理時の安定性である。OD缶タイプは燃料缶の上にバーナーヘッドを載せるモデルが多いため、クッカーが高い位置にくるのに対して、CB缶タイプは横置きした缶とバーナーが一体化しており、重心を低く保つことができる。
そのため、調理時に鍋が揺れにくい。五徳が大きく頑丈なモデルも多く、大きめの鍋にも対応しやすいので、ひっくり返してしまうリスクを減らせる。なお、OD缶にも燃料缶とバーナーヘッドをホースで分けることで、安定感と軽量性を両立する「分離型バーナー」と呼ばれるタイプもある。
とはいえ、一般的には、低重心で安定感を得やすいCB缶タイプが有利といえるだろう。