●憧れの燕山荘から白い稜線へ! 燕岳まで約30分
燕山荘でチェックインを済ませたら荷物を置き、身軽になって燕岳へ向かう。山荘前から望む燕岳は、白い花崗岩とハイマツの緑が美しく、まさに「北アルプスの女王」と呼びたくなる姿だ。
稜線には動物のような形をした奇岩が点在し、特に、槍ヶ岳を背景に立つイルカ岩は人気の撮影スポットである。燕山荘から山頂までは約30分。歩くほどに北アルプスの展望が広がっていく。
●白い砂礫に咲く高山植物の女王! 燕岳から北燕岳へ
燕岳山頂から北燕岳へ足を延ばすと、登山者の数が減り、静かな稜線歩きを楽しめる。白い花崗岩の砂礫地には、厳しい高山環境に耐えて咲くコマクサが点在していた。
淡いピンク色の小さな花は、砂礫の白さによく映える。登山道を外れず、保護ロープの内側へ入らないようにして観察しよう。北燕岳山頂からは、槍・穂高連峰をはじめとする雄大な山並みを望める。
●夕景から朝日まで満喫! 燕山荘で過ごす特別な時間
山頂散策を満喫したあとは、燕山荘でゆっくりと山の時間を楽しむ。喫茶室で飲み物や軽食を味わったり、山荘前のベンチで燕岳を眺めながら飲むビールは格別だ。
夕方には山肌が赤く染まり、日没後の夜空は街では見られないほどの星が瞬くこともある。
翌朝は早起きし、雲海や山並みを照らす朝日を待つ。山頂に泊まった人だけが味わえる景色こそ、山小屋泊の大きな魅力である。
●燕山荘から中房温泉へ! 約3時間の下山路
朝食を済ませたら、2日目は午前6時過ぎに燕山荘を出発し、合戦尾根を中房温泉へ下った。
合戦小屋、富士見ベンチ、第三、第二、第一ベンチと、往路で通過した休憩地点を順にたどる。下りでは大きな段差や木の根で足を滑らせないよう注意したい。燕山荘から登山口までは、休憩を除き約3時間。予定通り午前中には中房温泉バス停へ戻ることができた。
■下山後は中房温泉へ! 安曇野観光も楽しもう
下山後は、登山口近くにある中房温泉の日帰り専用野天風呂「湯原の湯(ゆばらのゆ)」で汗を流したい。源泉の異なる湯を楽しめ、合戦尾根を歩き切った足をゆっくり休ませられる。
営業開始朝9時半からだが、念のため営業期間や受付時間は事前に確認しよう。
時間に余裕があれば、安曇野市街にあるわさび農場や穂高神社に立ち寄るのもよい。登山と温泉、観光を組み合わせれば充実した2日間となることだろう。