■ステップアップの考え方

唐松岳山頂の直下に建ち、絶景が楽しめる唐松岳頂上山荘。山歩きに慣れてきたら小屋泊にも挑戦しよう!(画像/shutterstock)

コージー:「無理なく上達するためには、どんな順番でどんな山に登ればいいですか?」

杉本:「それも標高差や歩行時間を目安に考えましょう。少しずつ伸ばしていくと無理なく登山の経験を積むことができます。また、慣れてきたら岩場を含むルートや、アップダウンのある縦走コースにも行ってみるといいですよ!」

●ステップアップの目安

STEP①:標高差300~400mの日帰り登山
STEP②:標高差700~800mの日帰り登山
STEP③:標高差1,000mの簡単な岩場を含む小屋泊登山
STEP④:アップダウンのあるルートで山から山への縦走登山
STEP⑤:標高差1,000mの簡単な岩場を含む日帰り登山

※あくまで目安であり、この通りの順でなければならないという訳ではありません。

●ステップアップにおすすめの山(※首都圏から行きやすい山)

☆ 硫黄岳(八ヶ岳)【桜平から標高差約900m、コースタイム約5時間】※オーレン小屋や硫黄岳山荘に宿泊もあり。
☆ 甲武信ヶ岳(奥秩父)【毛木平から源流コース標高差約1,000m、コースタイム約7時間】※甲武信小屋に宿泊もあり。
☆ 塔ノ岳、丹沢(丹沢)【大倉から標高差約1,200~1,300m、コースタイム約7~9時間】※尊仏山荘やみやま山荘に宿泊もあり。
☆ 編笠岳(八ヶ岳)【観音平から標高差約1,000m、コースタイム約6時間】※青年小屋に宿泊もあり。
☆ 唐松岳(北アルプス)【八方尾根で標高差約900m、コースタイム約7.5時間】※唐松岳頂上山荘に宿泊もあり。

杉本:「岩場が多い山や、ちょっと難しそうだなと思う山の場合は、ガイドツアーを利用するのも手です。ただ、ガイドや経験者に連れて行ってもらう場合も、計画や登るルートの概要は自分でも把握しておくようにしましょう」

コージー:「分かりました。憧れの富士山を目指して経験を積んでいきたいと思います!」

 

第2回「装備選びと準備・計画 編」に続く

取材協力

モンベル  https://www.montbell.jp/

大江戸温泉物語 ホテル新光  https://www.ooedoonsen.jp/shinko/