長野県安曇野市は、北アルプス・三股(みつまた)登山口へ向かう路線バス「三股線」を2026年も運行する。
昨シーズンの実証運行が好評だったことを受け、今年は運行日数を大幅に拡大。夏山シーズンのアクセス向上と、登山口周辺の混雑緩和を図る狙いだ。
◼️運行日数は、昨年の41日間から63日間に拡大
安曇野市が発表した今年の運行期間は、7月17日から10月13日まで。土日祝日を中心に、お盆期間などを含めた計63日間運行される。昨年より22日も増え、より利用しやすいダイヤとなった。
路線はJR穂高駅や「ほりでーゆ~四季の郷」などと三股登山口を結び、全便予約制。昨年の利用実績を踏まえ、今年は予約システムの改善など、利便性向上も図られている。
◼️三股登山口は蝶ヶ岳や常念岳への主要登山口
始発便はJR穂高駅を5時15分に出発し、三股登山口には5時55分に到着する。早朝から登り始められる、ありがたいダイヤ設定だ。
三股登山口は、北アルプスでも人気の蝶ヶ岳や常念岳への主要登山口となる。蝶ヶ岳へは比較的歩きやすいコースで、稜線から望む槍・穂高連峰の素晴らしい大展望で知られる。一方、常念岳へは前常念岳を経由する本格的な登山ルートとなり、縦走を楽しむ登山者にも親しまれている。
それぞれの山をピストンで歩くのはもちろん、2つのピークを結ぶ周回ルートも人気。また、三股登山口を起点に上高地へ抜けたり、燕岳、槍ヶ岳方面へと縦走する計画も魅力的だ。
◼️気になる9月の連休の予約開始は今週末から
今年は5連休となる9月のシルバーウィークは、山だけでなく、アクセスもかなりの混雑が予想される。
登山バスの予約開始は、利用日の2か月前の午前5時から。連休中の利用を計画している方は、今週末の予約開始のタイミングを逃さないようにしたい。
マイカー利用が集中しやすい三股登山口では、土日や連休を中心に、シーズン中に駐車場が満車となる日も少なくない。公共交通の選択肢が充実することで、登山者の移動手段が広がるとともに、混雑緩和や環境負荷の軽減にもつながりそうだ。