■いざ乗船!出港!! そしてゼロ次会 第2部!?
想像していたよりも大きく立派な客船「さるびあ丸」に乗り込んだ我々は、予約した一等船室へ向かう。混み合う場合は他の予約客と同室となるが、「運が良ければ我が登山部のみで使えるかも知れない……」そんな淡い期待を抱きつつ入室すると、寝場所が12ほどに仕切られた部屋で、想定以上の広さに心が躍る。しばらく待っても誰も来ないどころか、隣の船室にも誰も居ないようだ。乗り込んだお客さんは列をなしていたので、他の特等船室や二等船室、はたまたそれ以外の座席が混んでいるのか?
荷物を置き、折りたたみ式マットレスを広げ、寝床を整えたら、さっそく山三郎が豪快にウィスキーを注ぎ、炭酸水で割り始めた。船がゆっくりと動き出す頃には乾杯となったのだが……。
「ん? これ、ウィスキーじゃなくてテキーラじゃね?」「テキーラじゃ悪酔いするだろ」「いや、ラベルが分かりにくくて」「明日山登りだぞ」と、騒然としかける登山部一行。みな酒に絡む過去のやらかしを思い出したようだ。それでも「ショットでひと息にあおるわけでもないし、割ってるし、ちびちび飲むならまぁ良し」と、酒ならなんでもいいかに落ち着くのが野郎飲み。そもそも若き好青年・BBを除く、気持ちだけは大学生と化したおっさん達は濃厚テキーラも意に介さず、その後もビールにサワーに日本酒と、次々さほど健康でもない体にアルコールを流し込む。
盛り上がった飲み会だが、何と言ってもメインは山行。そこそこの節度を保ちつつ、24時半には就寝と相成った。寝床に横たわると、座っていた時には感じられなかった波の揺れが、背中を通じ体全体へダイレクトに伝わってくるのだが、二度のゼロ次会を経た部員たちは一人、また一人と寝息をたてるのであった。
5時間ほどの就寝タイムとなったが、寝られても寝られなくても、深酒がたたって気持ちが悪い。起き抜けにトイレへ行くにも、船の揺れに耐えきれずヨロヨロと壁づたいに歩くことになる始末だ。下船を前に、一行の心に「登山めんどくせーな」という気持ちが漂い始めるのであった……
この記事の続き 大島上陸! 双葉社登山部、三原山ハイキングへ! 「山も焼き肉も堪能!! 浜松町から船便出発で1泊2日の伊豆大島 三原山登山」【双葉社登山部 山行レポート vol.4 後編】へ