■遺跡と公園が一体化したチェリオ考古学公園
古代ローマの住居跡を出て先へ進むと、右手にチェリオの丘考古学公園の入り口が見えてきた。この考古学公園は、古代ローマの巨大な大理石の地図の断片が展示されている新しい博物館「フォルマ・ウルビス博物館(Museo della Forma Urbis)」と1835年に教皇グレゴリウス16世の命により、聖クラウディウス神殿の遺跡に隣接して建てられた「カシーナ・デル・サルヴィ(La Casina del Salvi)」、そして古代ローマの日常生活がうかがえる建築物の一部が展示された公園の3つのパートがある。公園の入場は無料で、高台から目の前のコロッセオを見下ろすこともできる絶好の立地だ。
2024年1月にオープンしたローマの新しい史跡公園
博物館、カフェがあるカシーナ・デル・サルヴィ、考古学公園の3パートに分かれる
19世紀末のローマ大規模発掘調査で発見された大理石の遺物が展示されている公園
展示品は「社会生活」「宗教」「行政」「建築」などのテーマに分かれている歴史的な景観と古代ローマの建築や生活が垣間見れる遺構群が緑の中に点在する文化的な空間が広がる考古学公園は、観光以上の体験ができるスポットと言えるだろう。
文・写真/田島麻美
過去と現在、自然と歴史が一体となった不思議な空間が広がっている