100円ショップ「DAISO(以下、ダイソー)」で販売されている“ぶくぶく”ことエアーポンプを実際堤防釣りに持って行き、釣った魚を入れるバケツで使ってみた。

 価格は1,100円(税込)で、100円ショップの中ではやや高めだが、水槽用ポンプとしてはかなりリーズナブル。

 この記事では、実際に使ってみた感想をもとに、そのメリットとデメリットを紹介していく。

■1,100円で買える!  ダイソーのエアーポンプとは

 この商品は観賞魚用として販売されているもので、水槽やバケツ、魚の大きさや数などによって酸素量を変える強弱切替機能が付いており、チューブとエアーストーンもセットになっている。本体サイズは横7.5cm、縦4.4cm、奥行9.7cm、重さは約160gとコンパクト。チューブは約1mで十分な長さがある。

モバイルバッテリーからの給電が必要なダイソーのエアーポンプ

■実際に釣り場でエアーポンプを使ってみた

 今回は、釣りで釣った魚を一時的に入れるバケツにセットして使用してみた。電源ボタンを押すことで、HighとLowの切り替えができるようになっている。泡の勢いもしっかりしていて、釣り用のバケツで使用するにも十分すぎる泡の量だ。

電源を入れるとLowで動き出し、もう一度押すとHighに切り替わる
釣れた魚を生かしておくために、実際バケツに入れて使ってみた

■メリット

●その1:電池いらずでエコ

 一番のメリットはモバイルバッテリーで給電できる点だ。電池の購入・廃棄が不要で、繰り返し使えるためエコで経済的。USB Type-C対応なのでスマートフォンのケーブルをそのまま使えるのも手軽である。

●その2:魚が弱りにくい

 泡の量が多く、魚への酸素供給がしっかりできるので、魚が弱りにくく、釣れた魚を生かしておく一時保管には十分だ。あとは、子どもと一緒に釣りに行くと釣れた魚を観察したがるので、元気な姿を楽しむのには必須アイテムだろう。

バケツとエアーポンプとモバイルバッテリーがあれば元気な魚の姿が見れる

■デメリット

●その1:防水性なし

 このエアーポンプは室内で使用する観賞魚用であり、防水ではない。屋外での釣りでの使用は、濡れやすい場面が多くあるので、使用時は濡れないよう注意する必要がある。

●その2:バッテリーが必要

 エアーポンプを使用するにはモバイルバッテリーが必須なため、荷物がひとつ増えることになる。メリットである反面、バッテリーや充電するのを忘れると使えなくなるので、そういった点では不便に感じるかもしれない。

モバイルバッテリーが荷物として増えても、電池なしで繰り返し使えるエアーポンプは魅力的

■1,000円で買える高コスパなエアーポンプ

 結論として、筆者はダイソーのエアーポンプを「買ってよかった」と感じた。 価格は1,000円ながら、USB給電でパワーも十分。魚が弱らないおかげで、持ち帰る際は新鮮なまま、リリース時も元気な状態で魚を帰すことができる。

 モバイルバッテリーを持ち歩く必要はあるが、スマホやタブレットの充電用途でバッテリーを持ち歩く人も多く、今の時代の人にとって大きな負担ではないだろう。ぜひ試してほしい商品である。

 

DAISO 水槽用エアーポンプ(強弱切替可能、チューブ・ストーン付)
価格/1,100円(税込)
商品サイズ/本体:横幅7.5cm×縦幅4.4cm×奥行9.7cm
チューブ長:1m、ストーン:横幅3.0cm×縦幅4.3cm×奥行3.0cm
内容量/1個入

※この商品は店舗在庫のみ。

商品サイト:https://jp.daisonet.com/products/4550480794631?_pos=7&_sid=66ee957b8&_ss=r