■刻一刻と変化する眺め、まるで海外の湖に来たような没入感!

八千穂レイクのニジマスたちは大型の魚が多く、シーズン中に多くの太公望たちが訪れます

 フライやルアーフィッシングに興じる釣り人が桟橋や池に立ち込んでロッドを振っています。水面にはときおりライズ(魚の水面付近での捕食行動の表れ)が起こり、波紋が静かに広がっていました。釣り人は10人いないくらいでしょうか。観光の途中に寄り道して土手を散策している人や、デジタル一眼を手に撮影に余念がないカメラマンも次から次へとやってきます。

午後3時すぎ。やや赤みを帯びた日差しがカラマツ林を照らします。フライフィッシャーが画になります

 午後、日が傾きだすと西側の空に漂う雲の隙間から光が差し込み、一層印象的な眺めに。池に立ち込んでラインの先を見据えるフライフィッシャーの佇まいに、まるで海外の湖に来たような錯覚を覚えます。ただ無風快晴のタイミングより、多少の風や雲があるときの方が見ていて飽きず、没入感があるかもしれません。

 池の周囲のカラマツ林は色づき始めたばかり、すでに十分に美しさを感じられましたが、これからさらに黄金色に染まり、さらに見応えのある景色になりそうです。