このところ急激に冷え込んできていますね。山々の紅葉のピークも徐々に標高を下げてきています。信州、長野県南佐久郡佐久穂町の八千穂(やちほ)高原にある八千穂レイクの紅葉リフレクションが見頃となってきています。

■管理釣り場だけど、絶景スポットとしても人気の「八千穂レイク」

10月下旬、八千穂高原では紅葉が真っ盛りでした

 八千穂レイクは、北八ヶ岳東側の標高約1,500mにあります。ルアーやフライフィシングのための管理釣り場で、ビッグトラウトニジマス)が釣れることで有名なスポットです(10月30日で今年度の営業終了)。

八千穂レイクの開放的な眺め。池の半分くらいは舗装された土手になっているので散歩気分で楽しめます(釣り人の後ろを通るときは気をつけましょう)

 人工の池ですが、開放的なロケーションで、よく晴れた風がない日には周囲の森を水面に映しこんでフォトジェニックな絶景が広がる“映える”ロケーションとして、SNSでも人気のスポットです。

■リフレクションは無風快晴がベストだけど、風や雲が作り出す演出も素敵!

風が止むと水面が鏡のような状態に。周囲の景色を映し込む“リフレクション”です

 10月下旬、取材日の朝は前日より一気に気温が下がった4℃。水温は7℃でした。紅葉樹の紅葉はかなり進んでおり、日本一美しいと言われる八千穂高原の白樺群生地はすでにピークを過ぎた感じでしたが、点在するモミジ(カエデ)の赤が鮮やかで心奪われます。

 水面の映り込み、リフレクションは風がない状態ほど水鏡が完璧になりますが、風によってさざ波が立っていたり、雲の切れ間からスポットライトを浴びた森の輝きが水面に明るく反射している様子もまた印象的です。刻一刻と表情を変えていく光景にすっかり見惚れてしまいました。