■「またにゃん」のヘッドマークが登場! 夏休み期間限定きっぷプレゼント

猫又駅の新キャラクターとして「またにゃん」も誕生。“猫又駅にお客さまをお招きすること”をお仕事とし、二股の尻尾がチャープポイントだ。その「またにゃん」がデザインされたヘッドマークを付けたトロッコ電車が2025年7月25日~11月30日に運行される。
また、7月25日~8月31日の夏休み期間限定で、終点の猫又駅までの乗客に「夏休み特別ねこきっぷ」をプレゼント。「またにゃん」が描かれたきっぷの表面にはスタンプを捺印できるスペースがあり、裏面にはデジタルフォトフレームを読み込める2次元コードが印刷され、スマートフォンで読み込むことでトロッコ電車を運転しているような写真が撮影できる。
大人はもちろん、子どもも乗って楽しい猫又駅までのトロッコ電車は、夏休みの旅にうってつけ。この夏だけの「夏休み特別ねこきっぷ」は宇奈月駅の窓口で配布中だ。


■トロッコ電車沿線は見どころいっぱい!

黒部峡谷鉄道は、黒部川沿いを走るトロッコ電車の旅も楽しい体験。北アルプスを源流とし、日本最大規模の黒部ダムを経て富山湾まで流れる黒部川は、V字に削られた黒部峡谷が続き、その険しい峡谷をトロッコ電車は抜けていく。
沿線は見どころが多く、宇奈月駅を出発してすぐの「新山彦橋」は渓流からの高さが約40mもある。電車から下を覗き込むとその高さを実感でき、黒部峡谷の険しさを知ることができる。さらに先の「うなづき湖」は、エメラルドグリーンの湖面と水面に赤い鉄橋が映り込むビューポイント。湖の畔には「新柳河原発電所」が立ち、ヨーロッパの古城のようなデザインになっている。


途中駅の黒薙駅を過ぎるとすぐに、沿線で最も険しい谷に架かる青い鉄橋の「後曳橋(あとびきばし)」を渡る。黒薙川に架かるこの橋は、川底からの高さが約60mもある。また、絶壁のような岩峰が立ち並ぶ「出六峰(だしろっぽう)」など、黒部峡谷の荒々しさは山並みからも感じ取れる。


スリリングであったりロマンチックであったり、さまざまな車窓からの景色を眺めながら約45分かけて猫又駅まで行くトロッコ電車。往復すると大体2時間ほどだ。
黒部峡谷鉄道の始発駅となる宇奈月駅は、駅を中心に宇奈月温泉の温泉街が広がり、宿泊施設や飲食店、おみやげ屋が点在している。温泉街の観光とともに、トロッコ電車の乗車体験を楽しめば、より充実した旅が楽しめるだろう。