■後世へ残したい！ 希少な植物が多いアポイ岳
アポイ岳は多くの固有種を含め、希少な高山植物の宝庫だ。ここだけに限ったことではないが、登山中の高山植物に対する配慮は十分に心がけたい。登山道を外れないことはもちろんだが、登山道上にも咲いている植物たちを踏み荒らさぬよう注意を払おう。
入山してすぐに渡る沢では靴の底などについた泥を落とし、他の場所から種子を持ち込まないようにすることも、守るべきマナーのひとつだ。かつては盗掘が相次ぎ、登山道上からほとんど姿を消してしまった高山植物もある。せっかくの手軽に希少な植物が見られる山なので、これからの世代にもこの自然を残せるよう、みんなで守っていこう。
