●アウトドアから普段使いまでOK！
筆者は以前、オン・オフの切り替えで、バッグの中身をその時に使うバッグにいちいち移し替えていたが、フロントバッグ購入後はその必要性がなくなった。アウトドアアクティビティはもちろん、“普段使い”の時もそのまま活用している。
ワンショルダータイプのバッグは、くるっと回せば前後の切り替えができる使い勝手の良さが特徴。釣りやカメラ好きのユーザーから支持を得ているのもそのあたりが理由のようだ。
もちろん特定の趣味に限らず、国内外の旅行先で、また飛行機内や新幹線に持ち込む際にも重宝する。ガジェット類やコスメ関係の小物の出し入れもスムーズで、リュックほど大きくなくていい「ちょうど良いサイズ感（容量的）」も人気の理由といえる。
■機能性とデザイン性を両立したバッグ
ロゴの左右には、ベルクロ式のワッペン（約縦4cm×約横5cm）が付けられる仕様になっている。バッグ背面には通気性に配慮したメッシュパッドを採用。ショルダーベルトの裏側には滑り止めと肩パッドが装着されている。
●見た目以上の収納力！ 筆者のポケット活用事例
長財布や弁当箱といった比較的大きめのものから、カギやお守りなどの小物類まで整理しやすいのが魅力！ まだまだ使いこなせていないポケットも多い。
サイドポケットには、自転車通勤で汗をかいた際サッと拭けるようにペーパータオルやcool downスプレーなど、すぐに取り出せるものを収納している。
購入してしばらくその存在に気づかなかったのがサイドポケット脇にある収納ポケット。ここにスマホを入れてみたら、なんとシンデレラフィット！ すぐに取り出せ、各種ショップでのキャッシュレス精算で重宝している。
フロントポケットは、マチが十分あるため、常備薬やスプレー品などを収納。内部のメッシュポケットや外部ポケットに何を入れるかはまだ思案中である。
上蓋にあるポケットは、仕事関連のカードや仕事用の携帯・名刺などを取りまとめている。
上蓋ポケットのジッパー収納部分は、取り出しやすさから、自転車の鍵を収納。背面側のポケットには蒸れ防止を意識して嵩張らないエコバッグを入れている。
●メインポケットはトートバッグのような広口
メインポケットには、財布・充電コード類・携帯扇風機・タオルなどを収納。さらにランチボックスも入れている。メインポケットの蓋はドローコードで絞り込む巾着タイプ。ポケット内部には2つの仕切りがあるため、これらをうまく使えば整理できる。
ショルダー脇のホルダーには、ペンやミニマグライト、折りたたみナイフなどの細長系の小物収納が向く。ユーザーの使い方次第でさまざまな用途とアイデアが生まれそうなポケットといえる。
●改善点をあげるならば……
購入して間もないせいか、まだ馴染んでいないからなのか、バッグ全体がゴワゴワとして硬めの印象。体に馴染むまでもう少し時間がかかるのかもしれない。改善点を挙げるとすれば、ベルトが少々長すぎる点（筆者の身長168cmに対して10㎝以上余る）。ベルトの余りはゼムクリップで応急処置。しばらくはこのまま使用するつもりだ。
サイドのメッシュポケットに500mlのペットボトルを入れると、若干浅く感じる。ドローコードで絞り込みができるので落ちることはないが、メッシュポケットはもう少し深い方が安心感は得られる。
■通勤も休日も、スマートなバッグで出かけよう！
夏場の背中の蒸れと小物収納力でオンオフともに快適になったサイバトロンのフロントバッグは、まさに「一度使ったら手放せなくなる」という表現がぴったりのアイテムである。
自転車通勤に限らず、普段使いやアウトドアシーンでも使いやすいサイズ感なので、「ひとつあればOK」といったマルチなバッグを探している人にとっては、うってつけといえるだろう。
サイバトロン フロントバッグ
価格／3,800円（税込）
カラー／カーキー、ブラック
サイズ／20cm×20cm×10cm
重量／712.14g
素材／防水900D
