◼️テカリでテント、身軽にテントはじまります

朝露に濡れる花、初夏の楽しみ

 というわけで、5月末に予定していた荷上げはどうしたってできそうもなく、当然小屋にも上がれない。ウジウジしていても明日になれば治っている、なんてことはない。すぐに関係者の皆さんに連絡をして、営業は7月から9月までに変更、予約開始日も遅らせました。

 すでに、今シーズンの予約は開始しています。ご予約いただいたみなさま、ありがとうございます。満室になっている日もありますが、例年だと一旦仮に押さえる方が多いようです。結構キャンセルが出たりするので、予約サイトをこまめにチェックしてみてください。じつは、シーズン中1,000件を超えるキャンセル、日程変更などがあるんです。

 今シーズンの定員は、通常の「ベッドプラン」が20名。今シーズンから新たに導入する「レンタルドームテントプラン」は6名。計26名です。昨年の「イワシ(雑魚寝)プラン」は廃止して、レンタルドームテントに移行します。

 「泊まるなら、やっぱり快適なベッドで寝たい」、「折角なら小屋に泊まりたい」という皆さまの声にお応えして、雑魚寝スペースにベッドを戻して、できるだけ定員を増やしています。

 レンタルドームテントプランは、ドームテント内にコット(簡易ベット)を設置し、寝袋付きでのご案内。手ぶらでテント泊を楽しめるプランです。オプションで、小屋での食事も選択できます。身軽にテント、テカリでテント。より自然の中で過ごしてほしいという思いで考えてみました。

 どんな寝具がいいか、サイズは窮屈じゃないか、雨の日や風が強い日はどうなるかな?  など検討を重ね、耐風性の高いベースキャンプで見るようなでっかいテントを購入しました。思い切りました!

 5人用のテントに、3名ずつ泊まる男女相部屋ドミトリータイプです。暴風の日や危険と判断した日は、小屋の中へ移動してもらうこともあるでしょう。今シーズンの新しい試みです。私も泊まってみたい!

◼️今年は新体制の光小屋です

今年は、みんなに頼ります!

 過去3年間は、4か月ほど営業するうちの3か月くらいを、スタッフ高橋くんと2人で切磋琢磨してやってきたけれど、今年は新体制となります。高橋くんと新メンバー2名の3人体制で皆さんをお迎えします。新メンバーは、働き始めてもらうまでわたしもお会いできないので、ワクワクとドキドキ……。

 もしも、共同生活やハードな仕事、体調面などで問題が起きれば、考えたくないけれど途中で下山してしまうことも考えられます。小屋開けから小屋閉めまで突っ走るしかない唯一の経験者(ほんとごめん)、高橋くんがダウンしてしまったら……。心配は尽きません。

 しかし、まあいくら心配しても、もう長いマラソンのスタートは間近!  わからないからこそ、小屋にどんな風が吹くのか楽しみでもある。今年は無事に皆さんをお迎えできて、食事提供ができて、安全管理ができればよし。3人いれば、食事の準備をしながら不測の事態にも対応可能だし、うまく波長が合えばきっといい空間が作れるはず。

 そういうわけで、わたしがいないことを想定しての営業を準備中です。今年もテカリで皆さんをお迎えしたかったのですが、本当に残念。しょうがない、という割り切ったつもりではいるけれど、やっぱり落ち込みます。それでも夏はやってくる!  まずは小屋開けが無事にできるように、ひとつずつです。

 10数年ぶりに、街で過ごす夏。折角なので、割り切って小屋のサポートをしながら、街での繋がりを作ろうと思います。そんな感じですが、2025年シーズンもよろしくお願いします!