■雪道を散策できる「頂の森」

人の背より高く「頂(いただき)の森」に積もった雪

 「頂(いただき)の森」は、西穂高口駅の前に広がっていた「千石園地」をリニューアルしたもので、2024年10月にグランドオープンした。槍ヶ岳や穂高連峰などの眺望を楽しめる回廊があり、原生林に囲まれた大自然の中を散策できる。

 筆者は今回、初めて頂の森を訪れた。この日、現地の気温はマイナス9℃。積雪は背丈を超えており、時折木から落ちた雪が風に舞い、太陽の光に反射してキラキラと輝く。青空と真っ白な雪景色のコントラストが美しく、幻想的な風景が広がっていた。

雪に覆われた原生林

 散策を存分に楽しんでいたが、気がつくと大勢いた旅行者の姿がなく、辺りは静寂に包まれていた。いつの間にか誤って登山道に入ってしまったようだ。途中で道を引き返したため無事に戻れたが、遭難する可能性もゼロではなかった。

 積雪で視界が悪くなる冬季は、道を間違えないように十分気をつけてほしい。

■新穂高ロープウェイで銀世界の絶景を見に行こう

 今回、新穂高へ向かうバスやロープウェイの駅は予想以上に混雑していた。話し声を聞くと7割以上が外国人と思われ、インバウンドの勢いを実感した。雪に覆われたアルプスの眺望は、外国人も魅了するのだろう。ぜひ、雪化粧した冬だけの絶景を見に、新穂高ロープウェイを訪れてほしい。

 

新穂高ロープウェイ
住所 〒506-1421  岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉
電話 0578-89-2252

ホームページURL:https://shinhotaka-ropeway.jp

※営業日時はホームページよりご確認ください

※この記事の情報は2025年2月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。