西武池袋線・武蔵横手駅から出発し、物見山(ものみやま・標高375m)を経由して、日和田山(ひわださん・標高305m)へ向かうプチ縦走のコースは、低山ながらも富士山やスカイツリーを望めるおすすめのコースである。

 ゴールの西武池袋線・高麗駅(こまえき)までの所要時間は約3時間とファミリーでも登りやすく、樹木に覆われた登山道では森林浴を楽しめる。

■武蔵横手駅から森林浴を楽しみながら「物見山」へ

 駅を出て右に進み、50mほど進むと、「五常の滝(ごじょうのたき)」の標識がある。

 標識に従い、しばらくは平坦な舗装道路を道なりに進む。

五常の滝へは高い木が立ち並ぶ渓流沿いの舗装道路を進む

 駅から30分ほど歩くと、五常の滝の入口となる建物が見えてくる。

 静かな山林の中、落差12mのゴツゴツとした岩肌を流れ落ちる滝の姿をぜひ見てほしい。

 五常の滝は、南北朝時代の武士たちが戦勝を祈願して身を清めたという言い伝えがあることから、必勝祈願の滝として親しまれている。

 見学する場合は、入山料 大人1人200円が必要。

静かに流れ落ちる「五常の滝」

 再び舗装道路に戻り、10分ほど進むと分岐があるので右に進む。

 舗装道路から山道に入るポイントにも、「物見山・日和田山」の標識があるので見落とさないようにしよう。

 ゆるやかな登りを進んでいくと、視界が開けたのどかな山の斜面の道にでる。

物見山へ向かう途中の明るく開けた道
道中にはスイセンが咲いていた

 山道に入ってからも分岐が続くが、標識が立っているので迷うことはないだろう。

 しばらく道なりに歩き、標識通りに進むと物見山の山頂に到着する。

物見山山頂直前の分岐
物見山山頂

 山頂は木々に囲まれていて景色は見られないが、ベンチがあるため、休憩や食事をとる登山者が多く見られた。

 山頂の標識の向かいの道を下り、日和田山へ向かおう。