アウトドアでも活躍するSUV。しかし、どうしても積載量の限界はやってくる。無理して積み込むことは、荷物へのダメージだけでなく、安全な走行を脅かすことにもつながりかねない。今回は、お気に入りの釣り竿を収納のマズさから数本折ってしまった経験を持つ、週末アングラーの筆者が施しているDIYを紹介する。車種にもよるが、購入した部材をそのまま利用できる、簡単で低コストな方法なので参考にしてみてほしい。

■圧迫感がない! 角度を生かしたロッド収納

助手席に人を乗せる場合でも圧迫感がなくおすすめだ

 収納時の角度を変えると、運転席や助手席の頭上までおよぶロッドを後部座席付近に収めることが可能になる。さらに、トランクカバーの役目も果たし、軽い道具ならカバー上部に収納することも可能だ。必要な材料は以下の通りである。

材料
・釣り用インテリアバー(1本) 
・桐の棚板(3枚)
・突っ張り棒(2本)
・木材 90×30×15mm 8個
・木工用ボンド 
 
総額:約5,500円

 桐の棚板や突っ張り棒はホームセンターなどで、木材は100円ショップで購入可能だ。

■ロッド収納の作り方

複雑な加工作業はないため、DIYが苦手な人でも気軽に試せる

 今回、ホームセンターや100円ショップなどを活用。商品を加工することなく作成した。

(1) 釣り用インテリアバーを後部座席に装着
(2) 純正トノカバーを設置する場所に、ホームセンターなどで購入した突っ張り棒を取り付ける
(3) 上に乗せる桐板が動かないように突っ張り棒の間隔に合わせて、桐板の裏面上下2か所に工作材料を張り付ける。
(4) 突っ張り棒に桐板をはめ込み、完成 

 走行時の板の上下や音が気になる場合は、突っ張り棒との接触部分に滑り止めのシートを挟んだり、100円ショップで販売している伸縮性のあるベルトなどで縛ったりすると、ぐらつきが軽減される。