近年、日本を訪れる外国人観光客が増えているが、そのなかには冬にしか見られない日本の絶景を求める人も多く、日本人よりも外国人の方が多く訪れる観光スポットも存在する。
今回は、日本人なら一生に一度は訪れたい、冬の時期にしか見られない日本らしさを感じられる絶景スポットを紹介する。非日常的な自然と、日本の魅力を感じられる旅へ出かけてみてはいかがだろうか。
■まるで水墨画のような日本の原風景「白川郷」
岐阜県北部の飛騨地域に位置する世界遺産「白川郷」は、JR高山駅・金沢駅などからバスが出ており、時間にして60分少々。車を持っていない人や、雪道の運転を避けたい人でも安心して訪れることができる。白川郷は、1995年に日本の世界文化遺産として登録され、日本の原風景を感じられる茅葺き屋根が特徴の合掌造りの家が立ち並ぶ集落として、一度は目にしたことがあるはず。
白川郷を訪れた際、最初に向かったのが「城山天守閣展望台」だ。集落の中心地から少し外れ、山の坂道を登った先にあるこの展望台は、集落の風景が一望できる場所として有名だ。
到着してすぐは降雪の影響で視界が悪かったが、雪が止み視界が開けた瞬間、あまりの美しさに言葉を失った。集落を覆う純白の雪と、山の木々・合掌造りの家が織りなすモノクロの世界はまるで水墨画のような風景であった。
都会に住んでいると決して見ることができない、これぞまさに日本の原風景という景色に感動し胸を震わせた。
白川郷では展望台からの景色はもちろん、合掌造りの家に構えるお店めぐりも楽しみの一つである。岐阜県名物の「五平餅」や、古民家カフェとしてコーヒーを提供する店舗もあり、寒い冬でも心温まるグルメが楽しめる。
白川郷
住所 〒501-5627 岐阜県大野郡白川村荻町
ホームページURL:https://www.vill.shirakawa.lg.jp/
※営業日時はホームページよりご確認ください