アウトドア好きを悩ませる、天気やフィールドのコンディションなどの問題。自然が相手のアウトドアだからこそ、刻一刻と変化する自然を前に悩みは尽きない。

 今回はそんなアウトドアラバーたちにもってこいな神社を3つ紹介する。万全の準備を尽くしてもアクシデントが起きがちなアウトドアだが、最後は「神頼み」かもしれない。アウトドア好きなら、一度は参拝したい神社とその魅力を紹介する。

■アウトドアの安全祈願なら岩屋神社(福岡県朝倉郡)

苔むして岩に囲まれた岩屋神社(写真提供:福岡県観光連盟)

 最初に紹介するのは福岡県朝倉郡にある「岩屋神社」。奇岩群などの荒々しい光景が楽しめる神社だ。本殿は福岡藩の四代藩主、黒田綱政によって建立された。外殿は権現岩(ごんげんいわ)と呼ばれる大岩のくぼみを利用して造られていて、登山靴で参拝する人もいるほどの険しい岩場が続く。

 岩屋神社から徒歩5分の場所にある「岩屋キャンプ場」では、岩屋神社公認の「アウトドア安全祈願お守り」を販売している。

 岩屋神社はJR日田彦山線「筑前岩屋駅」から徒歩約17分。神社への道のりはよい運動になるはずだ。見事な奇岩群を横目に、山の空気を楽しみながら参拝してみてはいかがだろうか。

岩屋神社
住所 〒838-1701  福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山 

ホームページURL:https://toho-info.com/spots/detail/0f72a52d-d1f4-44bc-8b09-46c7ebd73e2f

※営業日時はホームページよりご確認ください

■晴れてほしい野外イベント前には気象神社(東京都杉並区)

気象神社の鳥居

 気象神社は映画「天気の子」に登場したことでも有名な、全国唯一の気象にまつわる神社だ。高円寺氷川神社の境内に鎮座している。JR中央線・総武線の高円寺駅から徒歩約2分という駅チカな立地も嬉しい。台風や急な雨ばかり引き寄せるアウトドア好きも、「雨男」や「雨女」も、この神社に参拝すれば好天に恵まれる……かもしれない。

 てるてる坊主の形をした「てるてる守り」や「晴守り」、下駄型の絵馬などがあり、「晴天祈願」などの気象に関する祈祷も行っている。「気象予報士合格守り」などのニッチなお守りもある。絶対に晴れてほしい野外アクティビティ前など、「ここぞ」というときに参拝したい。

高円寺氷川神社(気象神社)
住所 〒166-0003  東京都杉並区高円寺南4-44ー19
電話 03ー3314ー4147(9:00~16:00)

ホームページURL:https://koenji-hikawa.com/kisho_jinja/

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