じつは、駅チカ山チカスポットが豊富なJR学研都市線。生駒山系北側の里山に沿って線路が続くソトアソビにぴったりな路線なのですが、今回は「四条畷駅(しじょうなわてえき)」界隈をスタート&ゴールに設定し、通年トレイルランナーやハイカーに親しまれている定番のトレイルスポットを紹介します。
このトレイルは、神社などの歴史に紐づくスポットが豊富なのですが、今回は12年に一度「辰年」にしか公開されないお宝を拝観できた、約12kmの飯盛山(いいもりやま)周回ハイキングルートを紹介します。
■凛と佇む四條畷神社からスタート
JR学研都市線・四条畷駅から徒歩10分、地元民はもちろん、市外の方も定期的に訪れる四條畷神社が今回のスタート地点です。緑豊かな里道を進み、トレイルに入っていきます。途中、小さな祠や石碑も点在し、早速、歴史の息吹が感じられます。
■四條畷神社から御机神社へ
あまり人が行き交わない裏道トレイルなので、時期によって足元は折れた枝が転がってたり、少し藪漕ぎが必要なこともありますのでご注意を。しかし、トレイルを外れずに神社をハシゴして巡ることができる幸せを感じながら、御机神社(みつくえじんじゃ)を目指します。山からの入口はイノシシ対策の鉄柵が設置されていますので、柵を開けたら、しっかり閉めて入ります。
かつて、御机神社は現在地より権現川を東に500mほど遡った場所にあり、水神を祀る水神信仰の神社であったと考えられています。三好長慶が飯盛に居城した頃には、飯盛城鎮護の神として崇敬も厚かったようです。
今回は山側から神社に入りましたが、逆に御机神社を飯盛山北麓のトレイルヘッドとして入山される方も多いです。