■少々値は張るけれど、チタン製のボトルがお気に入り
その点、チタンボトルはチタンのシングルウォール製なので、キャップを外せばそのまま火にかけることができます。チタンは匂い移りが少なく、夜は湯たんぽとして使い、朝になったら中の美味しく暖かい白湯を飲んで無駄なく使えるのもポイントです。また、G.I.ボトルカバーに入れれば、熱くなった金属部分を触ることもほぼなくなります。
問題があるとすれば、チタン製品は価格が高いこと。そこが気になる方は、ステンレスのシングルウォールボトルでも同じように湯たんぽを作ることができるのでおすすめです。
■ガス缶のサイズは110缶でも十分
軽量コンパクトな110缶は荷物を減らしたい時に便利なサイズのガス缶で、経験を積むとこのサイズでもかなりのお湯が沸かせることが分かる。不安な時は、250缶の出番。さらに不安な時は両方を持つといい。十分な燃料があると、心に余裕が生まれます。
経験を積んで、自身の寒さ耐性と装備との相性をよく理解してから荷物を減らす、という段階を踏むのが良いと思います。特に寒い時期の燃料と暑い時期の水は、慎重に持つ量を考えるようにしましょう。
ストーブ(バーナー・コンロ)は今や調理器具としての扱いですが、私が登山を始めた頃はエマージェンシー用品としての扱いでした。文字通り、体を温めるためのストーブであり、湯沸かし道具としても使える頼りになる道具です。
水筒も生きるのに欠かせない水を運ぶ大切な道具で、この2つを組み合わせることで湯たんぽが作れて、冬キャンプの不安を軽減することができる。わたしの冬のアウトドアになくてはならない必需品です。