■温泉地に泊まって、霧島を満喫

泥パックを顔に塗り乾くまで露天風呂に浸かってリラックス

 霧島市は温泉も豊富で、霧島山の麓に大小9つの温泉地が点在している。温泉完備の宿も多く、今回は霧島温泉郷にある「さくらさくら温泉」に宿泊した。この温泉宿は、全国的にも珍しい天然の「泥湯」があることがウリ。

 温泉施設は内風呂と露天風呂があり、露天風呂で泥パックを体験できる。泥パックは源泉の下に溜まった泥を使用した天然ものだ。この天然の泥を顔や体に塗って乾燥させるまで待ち、最後に石鹸などとともに洗い流すと、肌がしっとりなめらかに。温泉は硫黄成分などを含んでいるので、泥にピーリング効果があるのかも!?

湯が湧く源泉の泥を漉した天然の泥パック。露天風呂でパックを楽しめる
焼き肉としゃぶしゃぶの両方を味わえる宿オリジナルの焼き鍋料理

 夕食は、この宿ならではの「欲張り焼き鍋コース」を堪能。桜の形をした鉄板と、その真ん中にしゃぶしゃぶ用の鍋がある珍しい食べ方で、用意された肉や野菜を煮たり焼いたり、好きな食べ方で味わえるというものだ。

 地元・薩摩の名産といえば、鹿児島黒豚。このエリアでは黒豚はしゃぶしゃぶで食べるのが一般的だそうで、薄切りのスライス肉が用意されている。薩摩地鶏のつみれは竹筒に盛られて提供というのもおしゃれだ。野菜もたっぷり用意され、締めにいただく麺もある。タイやイカ、キビナゴなどのお造り、小鉢、フルーツなど、多種多様な料理をお腹いっぱい食べて大満足。

ボリュームたっぷりのコース料理は肉や野菜のほか、エビやホタテの海鮮も豊富に揃う
畳敷きの落ち着いた空間で過ごせる本館の客室。窓辺でくつろげるスペースもある

 「さくらさくら温泉」の宿泊棟は、さくら館の別館と本館をはじめ、カナディアンログハウスや、別荘にいるように過ごせるロフト付のコテージ、和風一戸建てなど5タイプもある。

 滞在した本館は、大浴場や食事処のある母屋から歩いてすぐそばの場所。和風メインの落ち着きのある客室で、窓の外は森が広がる自然豊かな環境だ。

温泉のある母屋。ここで夕食や朝食をいただく食事処がある
珍しい天然泥湯が楽しめる「さくらさくら温泉」