キャンプ歴5年目になるアウトドア好きの筆者だが、実はちゃんとしたクーラーボックスを持っていなかった。古くて激安だったハードタイプのクーラーボックスを使用していたのだが、経年劣化のせいか保冷力が弱まっているので、今年の夏は買い替えを検討していた。そんなとき、ホームセンターのコメリから発売されている「タフクーラーバッグ」の噂を耳にした。
コメリといえば、キャンプ用品のオリジナルブランド「Natural Season(ナチュラルシーズン)」を展開しており、リーズナブルな価格と実用性の高さで人気を集めている。タフクーラーバッグもNatural Seasonの商品であり、SNSでも度々話題になっている。
価格は12Lサイズで、2,980円(税込)とお手頃。実際の保冷力が気になるところではあるが、この値段なら、試しに買ってみてもよいと思い購入。早速その保冷力を検証すべく、ピクニックに出かけた。
■8月下旬、気温32℃の公園で保冷力を検証!
購入したのは、12Lのタフクーラーバッグ。2Lのペットボトルを立てて収納できる高さがある。
今回の検証では、タフクーラーバッグに保冷剤を入れて、自宅付近のコンビニで昼食を購入。その後、車で約20分の公園へ移動し、40分ほど散策。そして、購入から約1時間後の食品の状態をチェックしてみた。
購入した食品は「冷凍の麦茶」「サラダうどん」「アイスクリーム」の3点。底面には保冷力に定評のあるロゴスの「倍速凍結・氷点下パックL」を収めた。縦25.5cm×横16.4cmがぴったり入る。暑い日こそ食後に冷たいアイスクリームを食べたいが、夏のピクニックに持っていくのは難易度が高い。期待を込めての実験だ。
検証した日は、8月下旬。酷暑は和らいだものの、気温は32℃とまだまだ暑い。時折風が吹いて涼しい瞬間もあったが、日陰でないと座っていられないくらいの気候だった。
■まずは昼食。購入してから1時間後の状態は?
昼食は、凍った状態で売られていたペットボトルの麦茶と、冷蔵での保存が推奨されているサラダうどん。購入してすぐにタフクーラーバッグに入れ、約1時間が経過しているが、それぞれの状態は以下のようになった。
●麦茶
ほとんど凍ったままで、ごく少量しか飲めなかった。購入後1時間に飲む想定であれば、タフクーラーバッグには入れないほうがよさそうだ。結局のどが渇いてしまい、冷凍で購入したのを少し後悔した。タフクーラーバッグに入れるなら、冷蔵タイプをおすすめする。
●サラダうどん
冷たくて暑い日でも、つるっと食べられるサラダうどんの魅力を外でも享受できた。購入してすぐに食べるのと遜色ない冷たさだ。食べていると後半はぬるくなってしまい、タフクーラーバッグがどれだけ保冷してくれていたかがわかった。