■夜釣りの必須アイテム
●1. LEDヘッドライト
夜釣りは足場も暗く危険なので、ポイントへの移動の際にも必要なのがLEDヘッドライトだ。仕掛けを作る時や、糸絡みのトラブルにもなくてはならないアイテム。乾電池式と充電式の2タイプがあるが、車での移動時にも充電できるUSB充電式のものがおすすめ。
釣りをしている最中は白色灯を消灯し、赤色灯を点灯させて釣りをしよう。白色灯は他の釣り人もまぶしく感じるだけでなく、海面を照らすと魚が逃げてしまうといわれている。ポイント移動の際や仕掛け作りの際も海面を照らさぬように心がけたい。
●2. フラッシャー
近年使用する釣り人が増えてきており、釣り場でのマナーとしても一役買うのがフラッシャーだ。使用方法はベストの背中のDカン部分にカラビナ等で吊り下げ、点滅灯を光らせて使用する。LEDのヘッドライトを赤色点灯させていても、立ち位置によっては気付きにくいことが多いため、他の釣り人に自分の存在を知らせるマナーとして持っておきたい。暗い釣り場で他人とぶつかったり、近場の釣り人の仕掛けが自分に飛んでくることも事前に回避できるだろう。
人の少ない釣り場で知人と複数で釣行する際などには、点滅等の色分けをしておくのがおすすめ。緑・赤・青の点滅が選べるので、誰が何の色を使うか事前に決めておくと、お互いの位置が目視できる。
●3. キャップ
強い日差しから守るためのキャップは、日中だけでなく夜釣りにも必須だ。転倒した際に頭部を保護するだけでなく、根がかりを外した際に仕掛けが自分に向かって飛んできた時の被害も軽減してくれる。当然、他人のキャストした仕掛けが飛んできてしまったときにも頭部を守ることができる。日中は通気性を重視してメッシュタイプの帽子を使用するのもよいが、夜釣りの場合は保護部分が多いメッシュなしの帽子を使用してほしい。
●4. ライフジャケット
夜釣りの絶対不可欠アイテム「ライフジャケット」は、「手動式膨張タイプ」「自動膨張タイプ」「ベストタイプ」「腰巻タイプ」「肩掛けタイプ」などいろいろある。夜釣りの際は転倒時に浮力材で上半身の大部分を保護してくれる浮力の高いベストタイプが最も安全だが、ほかのタイプでもよいので必ず着用すること。
ただしベルトがきちんと締められていなかったり、緩くなっていると、落水時に体から抜けてしまって用をなさないので、バックルやベルトをしっかり締めて夜釣りを楽しもう。
■まとめ
夜釣りは危険が隣り合わせであることは間違いないが、対策を講じれば安全に釣りを楽しめる。特に夏は日中にはない涼しさのなかで釣りができるし、夜行性で活性が高いとされているスズキなどを狙うのにもいいだろう。明かりをともすアイテムだけでなく、ライフジャケットも必ず着用して安全に楽しんで欲しい。