2015年にオープンした「三島スカイウォーク」は、日本一長い歩行者専用吊り橋である(2024年8月時点)。伊豆と箱根の中間に位置し、緑豊かな山々に囲まれ、大自然を満喫できる。

 今回は、三島スカイウォークの魅力について紹介する。

■三島スカイウォークの楽しみ方

天気がいい日には富士山を望める(画像提供:三島スカイウォーク)

 開業以来多くの人が訪れる人気スポット、三島スカイウォーク。吊り橋から望む富士の絶景だけでなく、アクティビティや体験施設・飲食店・お土産ショップなど、いろいろな楽しみ方ができる。

●パノラマビュー・三島スカイウォーク

遠くに駿河湾を見渡せる 

 三島スカイウォークは、全長400m、一番高い場所は約70m。爽快な空中散歩が楽しめる吊り橋だ。横幅は1.6mあり、ベビーカーや車椅子も通行可能。吊り橋は風で揺れやすいので、風が通り抜けるように足元は格子状になっている。隙間からはるか下の地面が見えてスリル満点である。

 筆者が訪れたときは残念ながら富士山に雲がかかっていたが、天気のいい日には橋の上から富士山や駿河湾、伊豆の山並みがパノラマビューで一望できる。橋からの景色は、季節や時間によってさまざまな表情を見せ、あたりを赤く染める夕暮れ時も圧巻の美しさだ。

 また、四季折々の花や植物が見られるのも魅力のひとつ。春は桜、梅雨から夏にかけてはアジサイ、秋は美しい紅葉が楽しめる。

●大自然の中で楽しめるアクティビティ

ロングジップスライド(画像提供:三島スカイウォーク)

 三島スカイウォークでは、さまざまなアクティビティを体験できる。

 最も目をひくアクティビティが、往復560mの「ロングジップスライド」だ。空中に張ったワイヤーに吊り下がって滑走するその姿は空を飛ぶスパイダーマンのようだ。三島の街並みや富士山を眺めながら風を切って滑空すると、空を飛んでいるかのような気分になれる。当日受付のみで混み合うこともあるので、体験したい人は時間に余裕をもって行くのがおすすめ。

 このほか、森を活用した自然豊かなアスレチックには、子ども向けの「キッズコース」、初心者向けの「キャノピーコース」、スリル満点の「アドベンチャーコース」がある。さらに、巨大な6階層の天空タワーアスレチック「ドラゴンキャッスル」があり、最上階の天空回廊を一周すれば360度の絶景を楽しめる。

アドベンチャーコースのアスレチック(画像提供:三島スカイウォーク)

 そのほか、森の中のオフロードコースを進むライドアクティビティ「セグウェイガイドツアー」「E-BIKEトレイルツアー」「ゴーゴーバギー」などの体験もできる。

 筆者のように高所やアスレチックが苦手な人には、初心者向けのアスレチックがあるので安心だ。自然の中で体を動かしたい人は、ぜひチャレンジしてみてほしい。

●静岡名物を楽しもう!  飲食店&ショップ

頭上一面に生花が飾られている、スカイガーデン(画像提供:三島スカイウォーク) 

 吊り橋手前の南エリアには、カフェやレストラン、ショップが並んでいる。地元産の食材を使った料理や、季節のスイーツなどが楽しめる。また、ショップでは三島スカイウォーク限定グッズや富士山グッズ、三島・伊豆・箱根の特産品やお菓子のお土産も豊富だ。

 「SKY GARDEN(スカイガーデン)」は、天井を花のシャンデリアが埋め尽くしたショッピングエリア。イートインスペースもあり、食事や飲み物も楽しめる。お土産を選んだり、飲食しながら休憩したりできる。

 吊り橋を渡った先に広がる北エリアには、気軽に立ち寄れる売店やカフェなどがある。スカイウォークをイメージした空色のソフトクリーム「そらソフト」や、静岡県産のみかんを使用した100%生みかんジュースがおすすめ。

三島スカイウォーク
住所 〒411-0012 静岡県三島市笹原新田313
電話 055-972-0084(9:00~17:00)

ホームページURL/https://mishima-skywalk.jp/

※営業日時や各料金・参加条件等はホームページよりご確認ください

●【MAP】三島スカイウォーク

■自然を満喫する贅沢な体験を

 三島スカイウォークは、富士山の絶景を眺めながら日本一長い歩行者専用吊り橋を渡る、贅沢な体験ができる。また、ロングジップラインやアスレチックなど、自然を満喫できるアクティビティやショップやレストランなども楽しめる。ぜひ、三島スカイウォークを訪れてみてほしい。

 

※この記事の情報は2024年8月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。