■まずは「富岳風穴」へ
どちらから回るのも自由だが、洞窟内の通路が歩きやすく、バス停や駐車場の近くに休憩場所「森の駅 風穴」がある「富岳風穴」から先に回ることをおすすめする。
富岳風穴は駐車場から少し歩いた場所にあるが、周りはほぼ「樹海」。本来地面にあるはずの木の根が溶岩に阻まれて地を這うように生えてしまうという、樹海の独特な地形を感じられるだろう。
簡易的な入場ゲートで入洞料金(大人 350円、小学生以下 200円)を払い、さらに歩くと巨大な入り口が見えてくる。
富岳風穴は、溶岩流の表面部・上部が内部よりも先に冷えて固まる一方で、内部のドロドロの溶岩が奥までそのまま流れ込むことで、上部と底部の間に隙間・空洞ができたことにより生まれた。
入り口・出口を兼ねる階段があるほかは、基本的に起伏のなだらかな横穴式の洞窟で、内部は高低差も少なく、見学コースも整備され歩きやすい。さらにはメインの見所である氷柱は入り口すぐ近くにあり、入ってすぐ巨大な氷のライトアップが楽しめる。
太く真っ直ぐにそびえる氷柱は力強く見事で、他ではなかなか見られない独特な形状をしており、自然の神秘を存分に感じられる。
奥に進むと溶岩棚や縄状溶岩、蚕・種子の貯蔵庫などがあり、氷以外にも見所は多い。
●施設名 富岳風穴
住所 〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1
電話 0555-85-2300
ホームページURL 富岳風穴
※営業日時はホームページよりご確認ください