兵庫県丹波市のとあるところに絶景の山城がある。
ここは観光地化される前の「天空の城 竹田城」を彷彿とさせる戦国時代の城跡。眺望も抜群で、さながらミニ竹田城といった雰囲気である。
今のところあまり知られておらず、訪れる人も少ない。そのため、まるで竹田城を独り占めしているような気分に浸れる穴場スポットなのだ。あまり人気になると独り占めできなくなるので教えたくないのだが、今回は特別に紹介しよう。
■岩尾城の歴史
ミニ竹田城みたいな城跡とは、兵庫県丹波市の蛇山(へびやま・標高358m)山頂にある、岩尾城跡のことである。
岩尾城は、丹波の国人 和田斉頼(ときより)が築城した戦国時代の山城。安土桃山時代に明智光秀の丹波攻めで落城し、その18年後に豊臣秀吉の命令で廃城となった。
なお、標高300m付近には当時の井戸が残っている。この井戸は、山頂と60m弱しか標高差がないのに、いまだに水が湧いているのだから不思議だ。
岩尾城跡(蛇山)
住所:〒669-3163 兵庫県丹波市山南町小野尻