■黒部峡谷トロッコ電車は一部区間のみ運行

今シーズンはトロッコ列車で水平歩道にアプローチすることはできない

 能登半島地震の影響により、黒部峡谷トロッコ電車は2024年シーズンの猫又駅〜欅平駅間の運行を見合わせる。全線開通は、令和7年シーズン以降となる予定。

 この決定に伴い、阿曽原温泉小屋、祖母谷温泉小屋、仙人温泉小屋は今シーズンの宿泊営業を中止し、テント場と温泉の利用も当面の間休止する。今シーズンは登山道整備やパトロールは行うものの、例年通りの安全確保や救助体制を敷くことが難しいため、同エリアへの入山は遠慮するようにしたい。

 運行情報や復旧情報は、「黒部峡谷トロッコ電車のHP」でチェックしよう。

■烏帽子岳「七倉山荘から高瀬ダム間」通行止めが一部解除

高瀬ダムからアプローチできる裏銀座エリアは、静かな山歩きが楽しめる

 春先に起きた大規模な落石の影響で、七倉山荘から高瀬ダム間のタクシーの通行を規制していたが、今週末の連休に合わせて、一部区間のタクシー運行が再開される。

 運行台数が制限されるため、タクシーの利用は対象山域の山小屋を利用する登山者(宿泊以外にテント場や売店利用を含む)に限られる。

 詳細は「信濃大町なびのHP」をチェック。

 

 7月の連休に向けて復旧作業を急いでいる自治体も多いが、また雨が続けば状況が悪化する可能性も否定できません。お出かけ前には、必ず各地の自治体が発信するSNSなどで最新の状況をご確認ください。

 安全で楽しい山登りを!