■甘く炊いた筍煮がたっぷり!

これでもか! と入っています

 蓋を開けてみましょう。

 ひと目で、筍煮の量がすごいことがわかります。その量、なんと通常の約4倍もあるそうです。入れ過ぎじゃね?

おかずコーナーの半分くらいが筍煮でしめられています

 おかずコーナーの半分ほどを筍煮が占拠しています。カマボコの下にまでみっちり、筍好きにとっては、まさに「ドリーミング」な盛りっぷりの良さです。

 その代わり、シュウマイは2個減、鶏の唐揚げ、鮪の漬け焼き、干しアンズはありません。この悪魔に魂を売るかのような取引を良しとするか否かは、各人の好みでしょう。価格は、どちらも同じで950円でした。

多少の個体差はありそうですが

 次に筍煮だけを取り出して重さを比較してみました。

 多少の個体差はありそうですが、この日のシウマイ弁当が27gだったのに対し、ドリーミング筍弁当は129gも筍煮が入っていました。約4倍どころか、5倍近い大盤振る舞いですね。

計量カップが一杯になるほどの量でした

■いよいよ、実食です!

ご飯もお酒もすすむ味付け

 気になる筍煮のお味ですが、一般的なメンマの角切りのような味を想像してしまうと、だいぶイメージが異なります。食べ慣れた方にはお馴染みの、あの甘塩っぱさは「崎陽軒の筍煮」ならでは。ご飯のおかずにもなるし、お酒のつまみにもなる優しい味わいです。

やっぱり、食べ慣れたシウマイ弁当の方がしっくりくるような…

 筍煮がたくさん食べられるのは嬉しい反面、正直な食後感としては、「もうちょっとシウマイ食べたかったかなあ……」と思ってしまいました。そんな方はシウマイを単品で買い足したり、通常のシウマイ弁当を食べたら良いと思います。

 うちでは、晩酌のお供として、筍をちょこちょこつまむという食べ方がしっくりときました。

 東京駅を出てすぐ、この弁当をつまみにビールを飲んで、電車の揺れに身を任せながら気持ち良くお昼寝、なんて食べ方を想像をしてしまうお弁当です。

ご飯と一緒に「筍ご飯」として食べるのも美味!

 ちなみに、「ドリーミング筍シウマイ弁当」は今回、7年振りの再販とのこと。次に登場するのは、10年後の80周年記念でしょうか。

 また会える日を夢見ながら待ちましょう。