土日の予定が急きょキャンセルになった金曜日の朝。どこか空いているキャンプ場はないか探していたところ、予約困難で有名なキャンプ場が空いていた！
隣接する温泉が人気漫画『ゆるキャン△』に登場し、キャンプブームの火つけ役のひとつともいわれるこのキャンプ場は、どのサイトからも楽しめる夜景と、温泉が有名ないわゆる“高規格”キャンプ場だ。オープンしたての頃に何度か予約に挑戦したが、当時は全く予約が取れなかった。
念願かなって、今回初めて利用することとなったわけだが、しかし、そんな人気のキャンプ場にもかかわらず直前に予約が出来たのはなぜだろう？ 「新型コロナウイルスの影響でキャンプを始めた人が増えたものの、最近は下火になってきた」と聞いたことがあるのだが、本当なのだろうか……。
実際に現地を訪れ、本当にキャンプブームが終焉してしまったのかを確認してきた。
■向かったのは山梨県の「ほったらかしキャンプ場」
向かったのは山梨県山梨市の「ほったらかしキャンプ場」。梅雨入り前の土曜日で、日差しはあるが暑すぎず、キャンプ日和だった。
私はソロキャンプ向けの「ぼっちサイト」を利用した。サイトへ向かう途中に、事前情報から想像していたよりもキャンプ場が広いことに気がついた。さらに、これは実際に訪問するまで知らなかったのだが、真新しいオシャレな小屋つきサイトや、なんとカフェやバーまであるではないか！
前日に予約が取れてしまうほど空いているのだろうか？ と周りの様子を見渡したところ、チェックイン後すぐの時間にはサイトに空きがあったが、夕方前には至るところにテントが張られている状態だった。
スタッフの方に確認したところ「今日の予約はほぼいっぱいです！」とのことだった。あれ？ 前日に予約できるほど空いているわけではないようだ。
●予約サイトを確認してビックリ！ 3か月先まで週末は埋まっている人気ぶり
気になり、ほったらかしキャンプ場の公式予約サイトを再度確認してみた。な、なんと！ 3か月先まで土曜日、祝前日はいっぱいで予約が取れない！ 自分の予約に集中するあまり、前回予約サイトを見た際に気が付かなかったが、あいかわらずの人気ぶりのようだ。
空いているサイトを確認すると、私の使用した、ぼっちサイトのみ空いていて、複数人で使用するサイトから埋まっていることがわかった。
