首都圏から車でも電車でも行きやすい群馬県の川場村。武尊山の麓に広がる自然豊かな環境で、有名どころの観光スポットは、おいしいものがたくさん詰まった道の駅「川場田園プラザ」だろう。村内には自然環境を生かしたアクティビティも充実し、道の駅と隣接する「HANETTA(ハネッタ)」でネットアスレチックを体験したり、近くを流れる川で水遊びをしたり、屋外で元気いっぱいに遊ぶことができる。また、村内には温泉施設もあるので、レジャーを楽しんだあとに温泉でリフレッシュすることも可能だ。
■買い物やグルメを楽しめる道の駅「川場田園プラザ」
道の駅「川場田園プラザ」は、川場村のなかでも多くの観光客が訪れる人気観光スポット。“1日まるごと楽しめる、遊べる、食べられる”がウリの道の駅で、自然と調和した広い敷地内には、野菜や果物などの地元農産物が買えるファーマーズマーケットや、地産地消を意識したレストラン、パン工房やビール工房などさまざまな施設が揃っている。
川場村には「雪ほたか」というコシヒカリのブランド米があり、道の駅内には、このお米を使ったおにぎり屋「かわばんち」もある。店舗では8種類の定番の具と、季節ごとの具が用意されており、注文を受けてから握る出来立てのおにぎりを味わえる。
また、7月初旬~8月初旬頃は、施設内のブルーベリー公園でブルーベリーの摘み取りを無料で体験可能。新鮮なブルーベリーをその場で味わえるまたとない機会だ。
■空と風が心地よい天空のアスレチック「HANETTA」
道の駅「川場田園プラザ」と隣接する「HANETTA」は、子どもも大人も楽しめるネットアスレチック。ネットで仕切られた六角形のスペースが2階建ての塔のようになっており、これが3つ並び、それぞれのスペースに遊具が用意されている施設だ。空中に浮かんだ空間のなかで、ぴょんぴょん飛び跳ねたり寝転んだり、アスレチック体験やボール遊びをしたりと、体をめいっぱい使って楽しむことができる。
スペースごとにコンセプトが異なり、のどかな田園風景を眺めながらくつろげる「ビュースペース」などもある。元気に遊んだりゆっくり景色を楽しんだりと、自分のペースに合わせて自由に過ごせる。
「HANETTA」の利用は1クール50分。1日16クールを実施している(繁忙期は、1クール40分を1日10クール)。1クールの利用料は大人(高校生以上)1,700円、子ども(小・中学生)1,500円、未就学児1,000円。2歳以下無料。年齢制限なしで利用できるが、未就学児は保護者の同伴が必要だ。
■川遊びが楽しい「清流公園」
暑い夏にぴったりのレジャーといえば川遊び。道の駅「川場田園プラザ」の北側には薄根川が流れ、「清流公園」で川遊びを体験できる。川沿いはコンクリートで階段状の地形に整備されており、水辺まで降りやすく、腰かけて休憩するのにもちょうどいい。
利根川水系の一級河川である薄根川は、夏でも水が冷たく“涼”を味わえ、自然風景に囲まれながら川でじゃぶじゃぶと遊べる。川魚や昆虫と触れ合ったり、水の中を観察したりと、子どもたちの遊び方はさまざまだ。バケツや遊具を持っていくとより楽しい。
公園内には浅瀬で水の流れが穏やかな「せせらぎ水路」が整備されており、小さい子どもはそのエリアで水遊びを体験できる。
■旅の終わりは、温泉で締めくくり
川場村は温泉が豊富で、8か所の日帰り温泉施設が点在している。川遊びのあとに立ち寄りやすいのが、「清流公園」と道の駅「川場田園プラザ」の間に位置する、かわば田園温泉「楽楽の湯」だ。木の香りが漂う純和風な内風呂と、緑に囲まれたのどかな露天風呂で遊び疲れた体を癒し、湯上りのあとは庭園が見える休憩室でリラックス。心も体もさっぱりしてから帰路につける。
かわば田園温泉「楽楽の湯」や川遊びができる「清流公園」、ネットアスレチックが楽しめる「HANETTA」は、いずれも道の駅「川場田園プラザ」から徒歩圏内にある施設や遊び場。拠点となる道の駅から、子どもを連れてあちこち遠くまで移動しなくて済むのに、これほど多種多様な遊びを体験ができるのはファミリー旅行に理想的だろう。道の駅は関越道・沼田ICから10分ほどの距離なので、首都圏から日帰りでも行きやすい。この夏は、家族で川場村に出かけ、自然と触れ合いながらおいしさも楽しさもたっぷり満喫していこう。
●【MAP】道の駅「川場田園プラザ」
[PR]