チケット売場に並ばず、スムーズにゴンドラ乗車! お得な前売りチケット

 長野県の「HAKUBA VALLEY(ハクババレー)」は、北アルプス 白馬連峰の山麓にいくつものスキー場が点在するウインターリゾートの聖地。その代表的なリゾートが「白馬八方尾根」だ。雪のないグリーンシーズンは、ゲレンデ最上部から「八方池」に向かうハイキングが人気を集め、多くのハイカーが絶景を求めて訪れる。ゴンドラリフトを利用して高度を稼ぐことができるため、ルートによっては1時間ほどで神秘的な「八方池」まで行くことが可能だ。

グリーンシーズンの白馬八方尾根

■ハイキングが便利になる夏季のゴンドラリフト

ゴンドラやリフトを乗り継いでゲレンデトップまで楽々アクセス

 「八方池」に向かう登山口へは、山麓から八方ゴンドラリフト「アダム」、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトの3つを乗り継ぐ「八方アルペンライン」で行くことができる。「八方アルペンライン」の総延長は3,445m。標高差1,060mを一気に稼げるため、山麓から40分ほどで標高1,830mまで上がることができるのだ。

「八方アルペンライン」で高低差1,060mをひと息に!

 最上部のリフト山頂には八方池山荘や第1ケルンがあり、ここが八方池に向かう登山口にあたる。マイカーなら、標高1,500mに位置する黒菱駐車場に車を停めて「黒菱ライン」で登山口まで向かうことができる。「黒菱ライン」は、黒菱第3ペアリフト+グラートクワッドリフトを乗り継ぐルート。ゴンドラやリフトから景色を楽しみながら、これら2つのルートで登山口まで行ける便利な環境だ。 

マイカーなら「黒菱ライン」でリゾートのトップへ

■山並みを楽しみながら神秘的な「八方池」へ

尾根の途中にいきなり現われる「八方池」。雪解け水や雨水が溜まってできた天然の池だ

 「八方尾根」という名称は、白馬連峰のひとつ、唐松岳から四方八方に尾根が延びていることに由来するといわれる。ゲレンデ山頂から登山口に入ると唐松岳まで続く尾根が延び、「八方池」はその尾根の途中に位置している。

 右回りと左回りの2コースがあり、尾根づたいに真っ直ぐ登る右回りは約60分で「八方池」に至る最短コース。ゴツゴツとした岩場が多く斜度もあるコースで、体力のある人に向いている。左回りは尾根を迂回するため、やや遠回りになるが途中から木道が整備されているため歩きやすい。所要時間は90分ほど。景色を楽しみながらゆっくり登りたい人はこちらのコースがおすすめだ。

 標高2,060mに位置する「八方池」は、周囲には白馬三山をはじめとする白馬連峰が広がり、その山並みが水面に鏡写しになる神秘的な景観。ベンチなど用意されており、のんびり休憩しながら景色に楽しむことができる。

白馬三山を鏡のように映す「八方池」

■ここならではの高山植物を楽しめる

高山植物が豊富な八方尾根では、ハイキングコースのあちこちで可憐な花を見ることができる

 八方尾根は特殊な地質により、本来なら標高2,500m以上の高山でしか見られない花々を見ることができるという。347種もの豊富な高山植物が自生し、夏は色とりどりの花が目を楽しませてくれる。緑に映えるオレンジ色のニッコウキスゲ、花の中央が丸く盛り上がった薄紫色のマツムシソウ、鮮やかな紅紫色の花をつけるクリンソウ、白い房のようなコバイケソウなど、時期ごとに多種多様な花が彩り華やかだ。なかには「ハッポウウスユキソウ」など、「ハッポウ」と名がつく固有種もある。

 八方池までのハイキングコースでは、日本百名山の十一峰が見渡せる絶景スポットが点在。遠くを見ればどこまでも続く山並み、足元には可憐な高山植物と、取り囲むすべての空間が感動的だ。

 なお、八方アルペンラインのチケットはコンビニでも購入可能。事前に購入しておけば現地でチケット売場に並ばずスムーズにゴンドラに乗れ、混雑の多い朝イチはとくに便利だ。

 また、山のスタンプラリーアプリ「YAMASTA」をスマートフォンで使用して、山をめぐりながらチェックポイントをクリアすると、かわいい缶バッジをプレゼント。実施期間は、2024年7月14日~10月20日。ぜひトライしてみよう。

「YAMASTA」のスタンプラリーでもらえる缶バッジ。雷鳥とケルンがモチーフになっている
コンビニ販売もしているお得な前売りチケット

■山の上のテントサウナで「ととのう」体験

爽やかな白のウッドデッキが敷かれた空間はまるで山の上のビーチリゾートのよう

 白馬八方尾根のもうひとつの人気スポットが、ゴンドラリフト山頂のうさぎ平テラスにある「HAKUBA MOUNTAIN BEACH(白馬マウンテンビーチ)」。建物の屋上に、眺望を楽しみながらチェアやハンモックでくつろげるビーチラウンジが用意され、オリジナルドリンクなどを味わえる。抜群に映える「白馬スカイブルーサイダー」(750円)は、トレッキングの疲れを癒してくれるすっきりとした飲みごたえだ。

スカッと晴れた青空のような「白馬スカイブルーサイダー」
山の上のビーチのような「HAKUBA MOUNTAIN BEACH」

 さらに、「HAKUBA MOUNTAIN BEACH」では貸切テントサウナも利用可能。標高1,400mの清涼な高原でととのう体験は格別だ。

貸切テントサウナはゴンドラ往復&ドリンク券付きのプランを用意。ジャグジー付きのプランもある
標高1,400mで貸切テントサウナを体験

 また、うさぎ平テラス内の「カフェテリアYETI」では、「フレッシュ野菜とバルサミコソースの信州サーモンボウル」(1,800円)など、女性やベジタリアンにも優しく野菜たっぷりでヘルシーなポキボウルを提供している。こちらもトレッキング前後に立ち寄ってくつろぐのにぴったりのスポットだ。

 「YETI」内には登山やハイキングから帰ってきたあとのくつろぎの場として、ランドネプロデュースの休憩スペースを用意。人工芝を敷き植物もある空間に大きなテントやクッションチェアが設置され、山に関する本が並んだ本棚もある。ピクニックしているような気分でのんびり過ごせる新スポットだ。

ダイスカットして味付けした魚介類を野菜と一緒にいただくポキボウル。信州サーモンなどが味わえる
「YETI」内に登場した新しい休憩スペース。大きな窓ガラスには白馬連峰の山々をあしらった窓ガラスアートも

●施設概要

施設名:白馬八方尾根
住所:長野県北安曇郡白馬村北城4258
電話:0261-72-3280 
アクセス:
車→上信越道・長野ICより約45km、長野道・安曇野ICより約50km
電車→JR大糸線・白馬駅より車で10分、北陸新幹線・長野駅より特急バスで約1時間15分
公式HP:https://www.happo-one.jp/

●DATA

・夏季営業期間:2024年6月8日(土)~11月4日(月・祝)
 ※黒菱ラインは7月1日(月)~10月20日(日)
・営業時間:8時~16時50分
・八方アルペンライン料金:
 往復 大人3,300円・子ども(小学生以下)2,100円
 片道 大人1,900円・子ども(小学生以下)1,150円
・ゴンドラリフト料金:
 往復 大人2,200円・子ども(小学生以下)1,320円
 片道 大人1,320円・子ども(小学生以下)660円
・黒菱ライン料金:
 往復 大人2,000円・子ども(小学生以下)1,300円
 片道 大人1,100円・子ども(小学生以下)700円
・駐車場料金:無料(一部有料1,000円)
・白馬マウンテンビーチ貸切テントサウナ料金:
 貸切テントサウナ& ゴンドラ往復& 500円分ドリンク券付き: 大人1名(中学生以上)5,500円~
 ジャグジー付き貸切テントサウナ& ゴンドラ往復& ドリンク券付き:大人1名(中学生以上)6,500円~
・入浴施設:八方の湯
 大人(中学生以上)850円・子ども(小学生)500円・幼児(3歳~未就学児)300円

チケット売場に並ばず、スムーズにゴンドラ乗車! お得な前売りチケット

 

[PR]